協力業者さんと最初に話をするとき、意外と早い段階で出てくる質問が「事故とかケガがあったとき、保険ってどうなってるんですか」というものなんです。工事の内容とか単価の話より先に、こういう不安を口にされる方は多くて、それはすごく自然なことだと思うんですよね。高所作業も多いし、お客様のお宅という第三者の空間で作業をするわけですから、不安に思うのは当たり前です。今日はこのあたりの考え方を、できるだけ正直にお話ししようと思います。
保険の話を最初にしておきたい理由
うちが協力業者さんとの最初の打ち合わせで、この話を避けずにちゃんとするようにしているのは、後から「そんな話は聞いていなかった」というすれ違いを一番避けたいからなんです。お金の話と同じくらい、何かあったときにどう動くかという話は、気持ちよく仕事を続けてもらうための土台だと思っています。
特に個人事業主として動いている方は、会社員と違って自分の身は自分で守らないといけない部分が大きいですよね。だからこそ、うちとして何をカバーできて、何は協力業者さん自身に備えておいてほしいのか、その線引きをあいまいにしないことが大事だと考えています。曖昧にしたまま仕事を始めてしまうと、何かあったときに「思っていたのと違う」という気持ちになってしまいますし、それは協力業者さんにとっても、うちにとっても良くないことだと思うんです。
だから登録の面談のときは、どうしても事務的な話に聞こえてしまいがちなんですけど、できるだけ雑談のような雰囲気で、過去にどんな現場でどんなことがあったか、という具体的な例を交えながら説明するようにしています。
作業中のケガについての考え方
工事中にケガをしてしまった場合、まず大前提として、協力業者さんご自身で労災保険や傷害保険などに加入しておいていただくことをお願いしています。これは契約形態上、うちの従業員ではなく独立した事業者として一緒に仕事をしているという関係上、どうしても必要な備えなんですよね。登録の際にも、この点は必ず確認させてもらっています。
ただ、現場の安全管理という点では、うちも無関係ではいられないと思っています。例えば足場の状態や搬入経路に危険がありそうな場合は、作業前に一緒に確認しますし、無理な姿勢での作業を強いるような進め方はしないようにしています。保険でカバーする前に、そもそも事故が起きにくい現場にすることの方が大事だと思っているんです。
実際、エアコン工事は屋外の高所作業がどうしても出てくるので、梯子の立て方一つでもヒヤッとする場面がゼロとは言えません。だからこそ、現場に入る前の確認を省略しないこと、おかしいと感じたらその場で声を上げてもらうことを、うちからもお願いしています。無理を押して作業を続けるより、一度止めて確認する方が結果的に早く終わる、ということは現場でもよくある話なんですよね。こうした積み重ねが、結局は協力業者さん自身を守ることにもつながると思っています。
お客様のお宅に何かあったときの対応
もう一つよく聞かれるのが、作業中にお客様の壁や床を傷つけてしまったり、設置した機器に不具合が出て水漏れなどの被害が出てしまったりした場合の話です。こういう第三者への損害については、うちが契約している請負業者向けの保険で対応できる範囲があります。ただ、どこまでが保険の対象になるかは状況によって変わるので、何か起きた場合はまず隠さずにすぐ報告してもらうことを一番大事にしています。
実際にあったケースで言うと、設置後に配管からの水漏れが見つかったことがあって、そのときは協力業者さんからすぐ連絡をもらえたおかげで、お客様への説明も含めて早く対応できました。現地にすぐ駆けつけて状況を確認し、お客様にも経緯を正直に説明したことで、大きなクレームにはならずに済んだんですよね。うちとしても、協力業者さんが安心して現場に入れる状態をつくっておくことが、結局はお客様にとっても良い仕事につながると考えているんです。逆に一番困るのは、小さなミスを一人で抱え込んで報告が遅れることなんです。時間が経てば経つほど、お客様の不信感も大きくなってしまいますから、早く言ってもらえれば大抵何とかなる、というのが実感としてありますね。
事前に確認しておいてほしいこと
協力業者として登録してもらう際には、現在加入している保険の種類や、事業者としての備えについて一度確認させてもらっています。これは審査のようなものではなく、お互いが「もし何かあったらどう動くか」を共有しておくための確認だと思ってもらえればと思います。移動中の事故に備えた車両保険についても、一緒に確認することがあります。
もし今、保険面で不安があるという方でも、それだけで登録を断るようなことはしていません。むしろ、そういう不安があるなら最初に相談してもらった方が、こちらとしても適切な案内ができるので助かります。わからないことはわからないまま進めるより、早めに聞いてもらう方がずっといいと思っています。それに、何かあったときの連絡先や手順をあらかじめ共有しておくことで、実際に起きたときにも慌てずに動けるようになると思っています。
もし何かあったときどうなるのか、気になる方ほど一度話を聞いてみてほしいなと思っています。ちょっと話を聞いてみたいな、という方は、下のページからお気軽にどうぞ。











