協力業者さんを募集していると、最初の面談でほぼ必ず聞かれることがあります。「単価ってどうやって決まるんですか」という質問です。これはお金の話だからこそ、変にごまかさずにちゃんと答えたいと思っていて、今日はうちが単価や契約についてどう考えているか、方針のレベルでお話ししようと思います。具体的な金額の話ではなく、「どういう考え方で決めているか」という部分を知ってもらえたら嬉しいです。
単価は「工事の内容」と「現場の条件」で決める
うちで単価を決めるときに見ているのは、まず工事そのものの内容です。新設なのか入れ替えなのか、機種のクラスはどれくらいか、配管の長さや経路の複雑さはどうか、といった工事の手間に関わる部分を基準にしています。同じ「エアコン1台設置」という括りでも、平屋の1階に設置するのと、3階の狭い共用部を通して設置するのとでは、かかる時間も体力も全然違うので、そこを無視して一律の単価にするのはそもそも無理があると思っているんです。
もう一つ見ているのが、現場特有の条件です。駐車場の有無、エレベーターが使えるかどうか、既設の配管や電源の状態がどれくらい荒れているか、こういった細かい条件は現地を見ないとわからないことが多いんですよね。だからうちでは、依頼する前にできるだけ現場の情報を協力業者さんに共有して、実際に見てもらった上で「これなら大丈夫」と納得してから動いてもらうようにしています。見込みと現場が大きく違っていた、ということが一番お互いにとって良くないと思っているので、そこは丁寧にやりたいところです。
よく聞かれるのが「同じ会社でも案件によって単価が変わるのはおかしくないですか」という質問なんですが、うちとしては逆に、工事の内容を見ずに毎回同じ単価にする方が不自然だと思っています。手間のかかる工事とかからない工事を同じ扱いにしてしまうと、結果的に手間のかかる工事を誰も受けたくなくなってしまいますし、それはお客様にとっても良いことではないんですよね。
追加工事が出たときは、その場で曖昧にしない
現場に入ってから「思っていたより壁の中の配線が複雑だった」とか、「既設の配管がもう使えない状態だった」とか、当初の想定と違う作業が必要になることは、エアコン工事では珍しくありません。こういうとき、うちが一番大事にしているのは、追加の作業が発生した時点で、きちんと内容を確認して合意してから作業に進む、という順番を守ることです。工事が終わった後に「実はあれも追加でした」と言われても、協力業者さんとしては納得しづらいと思うんですよね。
そのために、現場で判断に迷うようなことが出てきたら、まず本社に連絡を入れてもらう流れにしています。写真を一枚送ってもらうだけでも状況がかなり伝わりますし、その場で追加の扱いについて話をつけてから作業してもらう方が、後々のトラブルを避けられると思っています。逆に、連絡なしに追加作業を進めてしまって、後から「これは追加請求できますか」と相談されると、こちらとしても判断が難しくなってしまうので、連絡のタイミングだけは徹底してお願いしているところです。
支払いのタイミングは、できるだけ早く・できるだけ明確に
協力業者さんにとって、支払いがいつ入るかわからない状態が一番不安だと思うので、うちでは支払いのサイクルをあらかじめ明確に伝えるようにしています。毎月の締め日と支払日を決めて、その通りに動かすというのが基本の考え方です。個人事業主の方だと、資金のやりくりが工事の受注量に直結する場面もあると思うので、ここが曖昧だと安心して仕事を受けてもらえないですよね。
以前、登録してくれた協力業者さんから「前にお世話になっていた会社では、支払いが遅れることがよくあって困った」という話を聞いたことがあります。うちとしては、そういう不安を抱えたまま仕事をしてほしくないので、支払いに関するルールは最初の面談の段階でしっかり説明するようにしています。約束した条件を守るというのは、単価の高さ以上に信頼関係の基本だと思っているんです。
単価の交渉は、遠慮なく言ってもらって大丈夫
最初に提示した単価について、「この条件だと正直厳しい」と感じたときは、遠慮せずに伝えてほしいと思っています。うちとしても、現地を見ていない段階で提示した単価が、実際の工事の難易度と合っていないことは当然あり得ますし、そこを協力業者さんに我慢してもらう形で続けてしまうと、長い目で見て良い関係にならないと思うんですよね。
実際、面談のときに「この経路だとこの単価だと厳しいと思います」と具体的に指摘してもらって、その場で条件を見直したこともあります。こちらとしても、工事の難しさを正しく理解できていなかった部分が見えるので、そういう指摘はむしろありがたいんです。一緒に仕事をしていく以上、どちらかが無理をして成り立つ関係は長続きしないと考えているので、単価の話は最初から最後まで、言いにくいことも言える関係でいたいと思っています。
単価や契約の考え方も含めて、もう少し詳しく聞いてみたいな、という方は、下のページからお気軽にどうぞ。まずは話を聞くだけでも大丈夫です。





