協力業者さんと話していると、わりと気候が荒れやすい時期になると決まって聞かれる質問があるんです。「台風とか大雨で現場に行けなくなったとき、どういう扱いになるんですか」っていう話なんですよね。屋外での作業がどうしても多いエアコン工事だからこそ、ここは気になるポイントだと思うので、今日はうちの考え方を正直にお話ししようと思います。
判断の基準は「無理に進めない」が一番大事
うちでは、天候が荒れそうなときに現場を進めるかどうかの判断は、現場に入る協力業者さんの安全を最優先にしています。屋外に設置するエアコンの室外機の取り付けとか、ベランダや屋上での作業は、雨や強風の中だと滑ったり、資材を落としたりするリスクがどうしても高くなるんです。だから「今日は少し雨だけど頑張ればできそう」という無理な進め方は、うちとしては求めていません。
実際の判断は、前日や当日の天気予報を見て、本社の担当者と現場に入る協力業者さんで相談して決めることが多いです。台風が直撃するような日は事前に延期がわかりますが、急な大雨や雷みたいに当日判断になるケースもあります。そういうときは、現場に着いてから「これは厳しいかも」と思ったら、その場で作業を中断してもらって構いません。無理に最後までやり切ろうとして怪我をするより、途中でも引くという判断を評価する方針です。
うちのベテランの協力業者さんの中には、現場に着く前の段階で「今日はやめた方がいい」と判断して連絡をくれる方もいます。そういう経験からくる判断は本社としてもすごく助かっていて、現場を一番わかっているのは実際に手を動かす人だと改めて感じる場面でもあるんですよね。
逆に、本社側から「今日はやめましょう」と先に声をかけることもあります。天気予報の精度が上がってきたとはいえ、局地的な大雨とか急な強風は予報だけでは読み切れないことも多いので、少しでも危ないと感じたら、本社からでも協力業者さんからでも、どちらからでも言い出せる関係にしておきたいと思っているんです。「言い出しにくい雰囲気」ができてしまうと、結局無理をして現場に入ってしまう人が出てきてしまうので、そこは普段のコミュニケーションの中でも意識しているところです。
延期になった分の日程と報酬はどう扱っているか
天候で延期になった場合、まず日程の組み直しをできるだけ早く行うようにしています。協力業者さんのスケジュールが詰まっている時期だと、延期した分をいつ入れ直すかが悩ましくなるので、本社側で他の案件との調整も含めて候補日をいくつか出して、そこから協力業者さんの都合に合う日を選んでもらう形です。
報酬については、当日まったく現場に入らず延期が決まった場合は、その日の分の支払いは発生しません。ただ、現場に向かう途中や、到着して準備を始めた段階で中止が決まった場合は、その動いた分をどう扱うかを個別に相談するようにしています。断定的な金額の話はここでは避けますが、「移動した分や準備した分が完全に無駄になる」というような一方的な扱いはしないようにしている、というのがうちの方針です。
もう一つよく聞かれるのが「半分だけ作業が終わっている状態で中止になったらどうなるか」という質問です。これは工事の進み具合によって変わってくるので、現場ごとに協力業者さんと話し合って決めています。室外機の設置だけ終わっていて配管作業が残っている、といった状況であれば、終わった分は終わった分として扱い、残りは別日に組み直す、という考え方をしています。
延期した案件を誰に入れ直すかも、実はちょっと考えどころなんです。元々担当してくれていた協力業者さんにそのまま戻すのが基本ですが、その方のスケジュールがどうしても合わない場合は、同じエリアで動ける別の協力業者さんに引き継ぐこともあります。その際は、最初に現場を見ていた方から「搬入経路はこうだった」「この部屋はこういう癖があった」といった情報を共有してもらうようにしていて、引き継ぎで品質が落ちないように気をつけています。
お客様への連絡は本社が窓口になる
天候による延期で地味に気を使うのが、お客様への説明です。これは基本的に本社が窓口になって連絡するようにしています。協力業者さんがお客様に直接「今日は無理です」と伝えるのは、立場的にも言いづらいことが多いと思うので、ここはうちの役割だと考えているんです。
協力業者さんにお願いしているのは、現場の状況を本社にできるだけ早く、具体的に伝えてもらうことだけです。「雨で足場が滑りやすい」とか「風で足場が不安定」とか、判断の根拠になる情報があると、お客様への説明もしやすくなります。逆に、協力業者さんがお客様対応まで気を回さなくていいように、連絡の役割分担はできるだけはっきりさせているつもりです。
梅雨や台風の時期も、仕事が極端に減るわけではない
天候の話をすると「じゃあ梅雨とか台風の時期は仕事が減るんですか」と心配される方もいるんですが、実際はそこまで極端ではありません。屋外作業が難しい日があっても、室内側の配管作業や、既設の室内機の点検・クリーニングなど、天候の影響を受けにくい仕事を組み合わせることで、スケジュール全体としてはある程度埋まるように調整しています。
とはいえ、台風が続くような週はどうしても現場が前倒しや後ろ倒しになりやすいので、その時期は余裕を持ったスケジュール感で動いてもらえると助かります。このあたりの感覚も、実際に何度か一緒に仕事をしていく中でつかめてくる部分だと思っています。
新しく登録してくれた協力業者さんには、こうした天候対応のルールも含めて最初にひととおり説明するようにしています。「結局、現場に着いてから判断でいいんですか」と聞かれることも多いんですが、基本的にはその通りです。本社から事前に出す指示はあくまで目安で、実際に現場の空気や足元の状況を見て最終判断をするのは、やっぱり現場に立つ人の感覚が一番信頼できると思っているからです。
天候に関することも含めて、実際どんな進め方をしているのか、もう少し詳しく聞いてみたいな、という方は、下のページからお気軽にどうぞ。まずは話を聞くだけでも大丈夫です。











