10月も後半に入って、ふと手帳を見たら「あ、今年もう2ヶ月ちょっとしかないじゃん」って気づいてしまったんです。毎年この時期になると、頭の中の優先順位がガラッと切り替わるんですよね。今日はそのあたりの、社長としての頭の中を少しお話しさせてください。
「年内にお願いできますか」の重みが変わってくる
10月に入ってから、お問い合わせの中で「年内に」というキーワードが出てくる頻度がじわじわ増えてきていて。これ自体は毎年のことなんですけど、10月下旬に差し掛かると、その「年内」の意味が少し変わってくるんです。9月に聞く「年内に」はまだ余裕がある感覚なんですけど、10月下旬の「年内に」は、もうスケジュールを本気で組まないと間に合わないラインに入ってくるんですよね。
そのため、この時期からは工事の順番を考えるときに、単純に「お問い合わせが来た順」だけでなく、「年内希望か、来年でも大丈夫か」という軸も合わせて見るようにしています。もちろん全員に満足していただきたいのが本音なんですけど、現実的にスタッフの人数にも限りがあるので、ここのバランスを取るのが毎年この時期の悩みどころです。
スタッフのシフトと体調、両方を見る時期
年末に向けて工事の件数が増えてくると、どうしてもスタッフの稼働も増えていきます。ただ、ここで無理にスケジュールを詰め込んでしまうと、結局どこかでミスや事故につながりかねないので、うちでは「件数を増やす」より「一件一件の質を落とさない」ことを優先するようにしています。これは何年もこの仕事をやってきて、痛い思いをしながら学んだことでもあるんです。
朝晩の寒暖差が大きくなるこの時期は、体調を崩すスタッフも出やすくなるんですよね。だから最近は、朝礼のときに「今日はちょっと厚着してきた方がいいよ」みたいな、本当にちょっとした声かけを意識的に増やしています。地味なことなんですけど、こういう積み重ねが現場の安全につながると思っているので、社長としては案外ここに一番気を使っているかもしれません。
実際、ベテランのスタッフほど自分の体調管理に慣れている一方で、若手は無理をしがちな時期でもあります。本人は「大丈夫です」と言っていても、顔色や動きを見ていると分かることが多いので、少しでも気になったら早めに休ませる、というのを今年は徹底しようと社内で話し合いました。無理をさせて長く休まれる方が、結局はお客様にもご迷惑をかけてしまいますから。
在庫と部材の手配、見落としがちな落とし穴
もうひとつ、この時期特有の悩みが部材の手配です。年末に向けてエアコンの買い替え需要が全国的に増えるので、特定の機種が入荷待ちになってしまうことが、毎年このタイミングで起きるんですよね。お客様からすると「決めたのにすぐ来ない」というのはもどかしいと思うので、こちらとしても早め早めに発注をかけるようにしています。
実際、去年はちょうどこの時期に、人気の機種が一時的に欠品してしまって、お客様に別の機種をご提案することになった場面がありました。そのときのやりとりを思い出して、今年は少し早めに在庫の動きを確認するようにしているんです。細かいことですが、こういう「去年の反省」が毎年少しずつ会社の動き方を変えていくんだなと感じています。
お問い合わせの電話口から感じる、季節の変わり目
電話を受けていても、この時期特有の空気を感じることがあります。9月までは「夏に調子が悪かったので」という理由が多かったんですけど、10月下旬になると「暖房をつけてみたら変な音がして」「来客の予定があるので年内に新しいのに替えたい」といった、暖房シーズンと年末行事を見据えたご相談に自然と変わっていくんです。
こういう電話口の雰囲気の変化って、データで見るよりも先に、受付のスタッフの感覚で気づくことが多いんですよね。「最近、年内希望のお客様増えてない?」って社内で話が出始めたら、もうこちらもスケジュールの組み方を切り替えるタイミングだな、と毎年感じています。感覚的な話で恐縮ですが、長年この仕事をやっていると、こういう肌感覚が意外と当たるものなんです。
年末までの2ヶ月、何を優先するか
こうして考えると、残り2ヶ月でやることは意外とシンプルで、「今あるお客様との約束をきちんと守ること」と「無理のない範囲で新しいご依頼にも応えること」の両立なんだと思うんです。会社を大きくしたいとか、件数をもっと増やしたいとか、そういう欲も正直ゼロではないんですけど、この時期はそれより「今年も安全に、気持ちよく年を越せるように」という方にどうしても意識が向きます。
スタッフにもよく言うんですけど、年末の忙しさに引っ張られて丁寧さを失うくらいなら、件数を少し絞ってでも一件一件にきちんと向き合う方がうちらしいと思うんです。そういう判断を、この時期にもう一度確認し直す、というのが毎年のちょっとした儀式みたいになっています。お客様からすれば「早く来てほしい」というお気持ちが当然あると思うので、お待たせしてしまう場合は、理由も含めて正直にお伝えするようにしています。何も言わずにただ待たせるより、事情を伝えた方がお客様にも納得していただきやすいと感じているので。
というわけで、手帳を見て焦った勢いでこんなことを考えていました。年末までの2ヶ月、うちのスタッフにも無理のないペースで、お客様にも良い形で年を越していただけるように頑張っていきたいと思います。
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