今日は現場でちょっとした「あるある」の話をしようと思います。ドレン配管の勾配のことなんですけど、これって本当に地味なんですよね。お客様に見てもらっても「配管、綺麗に付いてますね」くらいの感想で終わっちゃうし、パッと見の仕上がりに差が出るところでもない。でも、僕はここで職人の腕が一番出ると思ってるんです。
勾配が甘いと、その場では水漏れしなくても、数年後にホコリやスライムが溜まって水はけが悪くなって、結局ポタポタ漏れのクレームにつながったりします。逆にちゃんと勾配を取って、要所要所でたるみなく支持してあると、何年経ってもトラブルが出にくい。これって取り付けた瞬間には誰も気づかないし、下手したら自分自身も忘れちゃうくらいの作業なんですよね。
ベテランの職人さんを見てると、水平器を当てる回数とか、配管を固定する間隔の取り方とか、そういう「誰にも見せない部分」への手間のかけ方が違うなといつも感じます。急いでいる現場ほど、こういうところで手を抜きたくなる気持ちも正直わかるんですけど、後々のクレーム対応とか再訪の手間を考えたら、最初にきっちりやっておいたほうが結局は早いと思うんですよね。
職人PRIDEのメンバーの皆さんとも、こういう「見えないところの仕事」の話をもっと共有していきたいなと思っています。パッと見てわかる技術も大事だけど、何年後かに「あの人の仕事は安心できる」って言われるのは、こういう地味な積み重ねなんじゃないかなと、僕は思うんです。




