10月も後半に入って、朝晩はもちろんなんですけど、日中でも急に突風みたいな風が吹く日が増えてきたなと感じています。天気予報では「晴れ、風やや強め」くらいの表現なんですけど、実際に室外機の設置場所に立ってみると、ビルの谷間とか高台の現場だと予報よりずっと風が強いことがよくあるんですよね。今日はそのあたり、うちの現場で実際にどう対応しているかという話を書いてみようと思います。
室外機の設置場所によって風の影響が全然違う
室外機って、ベランダの奥に置く場合と、ベランダの端やバルコニーの柵際に置く場合で、受ける風の強さがかなり違うんです。特に高層階のマンションだと、ビル風というか、建物の角を回り込んでくる風が思った以上に強くて、台風でもないのに室外機がガタガタ鳴るというお問い合わせをいただくこともあります。これは設置の仕方自体が悪いわけじゃなくて、その建物特有の風の通り道に当たってしまっているケースが多いんですよね。
うちでは新しく設置するときは、できるだけ風の抵触が少ない位置を事前に確認するようにしていますし、既存の室外機で風による異音が気になるという場合は、脚部の固定ボルトのゆるみや、架台のガタつきをまず確認します。意外と「固定自体は問題ないけど、風の当たり方でカバーがわずかに振動している」だけというケースも多くて、その場合は防振ゴムを一枚追加するだけで解決することもあります。
高所作業のときは、予報よりも現地の風を信じる
これはスタッフにも徹底して伝えていることなんですけど、はしごや足場を使う高所作業のときは、天気予報の風速だけを信じないようにしています。予報で「風速3メートル」と出ていても、現地に着いてみたら、建物の隙間を通って想像以上に強い風が吹いていることがあるんです。特にこの時期は、晴れていて油断しがちなんですけど、気圧の変化が大きい日ほど突風が出やすい傾向があると感じています。
具体的には、はしごを立てる前に一度手で軽く揺らしてみて、グラつきがないかを確認する、作業中も数分おきに風の様子を見る、強い風を感じたら一旦作業を中断する、というルールを徹底しています。工期が詰まっている時期ほど「ちょっとくらい大丈夫だろう」と作業を続けたくなる気持ちも分かるんですけど、ここで無理をしてしまうと結局事故や工事のやり直しにつながって、お客様にも余計な時間とご負担をかけてしまうことになるので、うちでは安全確認を優先するようにしています。
強風の翌日に増える「室外機から変な音がする」というご相談
強風の日の翌日や翌々日に、「室外機から変な音がするようになった」というご相談が増える傾向があります。多くの場合は、風で飛んできた落ち葉や小さなゴミがフィンの隙間に入り込んでいたり、室外機の周りに積もった落ち葉が風でカラカラと音を立てていたりするだけで、エアコン本体の故障ではないことがほとんどです。
ただ、まれに強風で室外機を固定している配管カバーや外壁の貫通部分のパテが緩んでしまうこともあるので、見た目で配管カバーが外れていないか、外壁との接続部分に隙間ができていないかは確認したほうがいいポイントです。もし配管が剥き出しになっていたり、パテが取れて穴が見えている状態であれば、そこから雨水が入り込んでしまう可能性があるので、早めにご連絡いただくことをおすすめしています。逆に、室外機本体がただガタガタ鳴っているだけで、ボルトのゆるみもない場合は、風が収まれば自然と音も収まることが多いので、そこまで心配しなくても大丈夫なケースが多いです。
この時期ならではの工事スケジュールの組み方
年末に向けて工事のご依頼が増えてくる時期でもあるので、スケジュールを組むときに「この日は風が強くなりそうだから、高所作業は午前中に済ませておこう」といった調整もするようにしています。天気予報をチェックするのはもちろんなんですけど、うちの場合は長年同じエリアで仕事をしてきた経験から、「このマンションのこの階は風が強く出やすい」といった土地の癖みたいなものもスタッフ同士で共有するようにしています。
こういう細かい積み重ねって、お客様から見えるところではないんですけど、安全に、そして予定通りに工事を終わらせるためにはすごく大事なことだと思っています。多少スケジュールがずれてしまうことがあっても、安全を優先した結果だとご理解いただけると嬉しいなと思っています。
というわけで、今回は秋から冬にかけての風と現場作業の話でした。もし「最近室外機の音が気になる」という方がいたら、まずは周りに落ち葉やゴミが溜まっていないか見てみてもらえると、意外とそれだけで解決することも多いので、よかったら確認してみてくださいね。
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