暖房をつけたら「フィルター掃除ランプ」が点いたまま消えない…実は掃除してもリセットが必要なだけなことが多いんです、という話

暖房をつけたら「フィルター掃除ランプ」が点いたまま消えない…実は掃除してもリセットが必要なだけなことが多いんです、という話

暖房を使い始めるこの時期、お客様から「フィルター掃除のランプが消えないんですけど壊れました?」というご連絡が地味に増えてくるんです。掃除したはずなのにずっと点灯している、あるいは点滅している。これ、慌てて修理を呼ばなくても自分で直せることが多いので、今日はその話をしようと思います。

目次

掃除したのに消えない、一番多い原因

実はこのランプ、多くの機種で「フィルターが汚れているかどうか」を直接センサーで見ているわけではなく、「運転時間」をカウントして「そろそろ掃除の時期ですよ」とお知らせしているだけなんです。なので、いくらフィルターをきれいにしても、エアコン本体に「掃除が終わった」と伝えるリセット操作をしないと、ランプはずっと点いたままになります。

リセットの方法は機種によって違っていて、リモコンに専用の「フィルターリセット」ボタンがある場合もあれば、本体の「フィルター」ボタンを数秒長押しする、あるいはリモコンの「お掃除」ボタンを押すタイプもあります。説明書が見当たらない場合は、メーカー名と型番で検索すると大体見つかりますし、分からなければお気軽に聞いていただいて大丈夫です。電話口で「あ、それはこのボタンです」で解決することが本当に多いんですよ。

この「リセット操作が必要」という仕組み、実は意外と知られていなくて、フィルターを掃除した後もランプが点いたままだからといって、フィルター自体をもう一度洗ったり、何度も抜き差ししたりして余計に疲れてしまう方もいます。まずは落ち着いて、取扱説明書の「お手入れ」のページか、本体のラベルに書かれているボタンの位置を確認するのが一番の近道です。

点滅している場合は少し意味が違う

ここで気をつけたいのが「点灯」と「点滅」の違いです。点灯しているだけなら、先ほどのリセット忘れがほとんど。ですが点滅している場合、一部の機種では別の異常(内部のセンサー関連や、フィルターの着脱自体がうまくできていないなど)を知らせているケースもあります。

特に、フィルターを外して戻すときにきちんとレール(溝)にはまっていなかったり、斜めに差し込まれていたりすると、「フィルターが正しく取り付けられていない」と判定されて点滅し続けることがあります。一度フィルターを完全に外してから、正しい向き・位置でゆっくり奥まで差し込み直してみてください。これだけで直ることが、現場の感覚だと7割くらいあります。

自動お掃除機能がついている機種だと、さらに話が少し複雑になります。本体内部でフィルターのホコリを自動で集めるダストボックスがあるのですが、このボックスがいっぱいになっていたり、正しくセットされていなかったりすると、ランプが別の意味で点滅することがあります。「自動お掃除だから自分では何もしなくていい」と思い込んでいる方が多いのですが、ダストボックスの定期的な確認だけは、やはり人の手が必要なんです。

自分で直せる範囲とプロを呼ぶべきライン

自分で確認してほしい手順は、①フィルターを水洗いしてしっかり乾かす、②正しい位置にセットし直す、③説明書通りにリセット操作をする、の3つです。これをやってもランプが消えない、あるいは点滅が止まらない場合は、センサー周りの不具合や内部基板の問題が隠れている可能性が出てきます。

また、ランプとは別に「暖房の効きが明らかに悪くなった」「風量が急に弱くなった」「変な音がする」など、他の症状が同時に出ている場合も、フィルターの汚れだけでは説明がつかないことがあるので、そこは無理に自分で分解したりせず、素直に業者に相談していただくのが安全です。無理に基板をいじってしまうと、本来は数千円で済む話が大きな修理に発展してしまうこともあるので、そこだけは注意してほしいなと思います。

目安として、リセットと付け直しを2〜3回試してもランプが消えない場合は「機械側の問題」の可能性が高いと考えて連絡をいただければと思います。逆に一度でもリセットを試していない状態でのご連絡だと、現場に伺ってから「あ、リセットしてなかったですね」というオチになることも正直ありますので、まずは一度お試しいただけると助かります。

そもそもの掃除頻度、実は季節で変えた方がいい

ちなみによく聞かれるのが「フィルター掃除って結局どのくらいの頻度でやればいいんですか」という質問です。メーカーの推奨は「2週間に1回」としているところが多いですが、これは冷房・暖房をよく使う真夏・真冬を想定した頻度で、春や秋のようにあまり稼働させない時期は月1回程度でも十分なことが多いです。

逆に、ペットを飼っているご家庭や、ホコリの多い環境、キッチンに近い部屋に設置されているエアコンでは、2週間でも間に合わないケースもあります。油煙を含んだホコリはフィルターの網目に絡みつきやすく、普通のホコリより落ちにくいので、気になる方は月に2回くらいのペースでもいいと思います。

フィルターが汚れたまま使い続けると、暖房も冷房も効率が落ちて、同じ設定温度でも電気代が余計にかかってしまいます。「ランプが点く前に、ちょっと汚れが気になったら掃除する」くらいのゆるい感覚で付き合ってもらうのが、一番電気代にもエアコンの寿命にも優しいやり方だと思います。

というわけで、フィルターランプが消えない=故障、とは限らないというのが今日の結論です。まずはリセット操作とフィルターの付け直しを試してみて、それでも直らないときだけ連絡してもらえれば、こちらもすぐに判断できますので、遠慮なく聞いてくださいね。


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