「まだ早いですかね?」って聞かれることが増えてきた、という話

「まだ早いですかね?」って聞かれることが増えてきた、という話

10月に入って、問い合わせの電話口で「まだ早いですかね?」って聞かれることが、ここ数年で一番多いなと感じてるんです。暖房のことなんですけど、寒くなってから慌てて頼むよりも、今ぐらいの時期にお願いするほうがいいことが実は多いんですよね。今日はその理由と、僕が現場でよく感じる「季節の境目」の話をしようと思います。

目次

「まだ早い」と思われがちな理由

お客様の感覚としては、「暖房を使うのは12月くらいから」というイメージが強いんだと思うんです。実際、僕らも昔はそう思ってました。でも工事の予約状況を見ていると、11月後半から12月はかなり混み合う時期で、下手をすると「年内に付けられません」ってお断りすることになっちゃうんですよね。これは僕としても一番心苦しいパターンで、できれば避けたいんです。

特にここ数年、朝晩の気温がぐっと下がるタイミングが年々早くなってきている気がしていて、10月の時点で「夜だけ暖房入れたい」っておっしゃるお客様も増えてきました。感覚的な話で申し訳ないんですが、現場にいる人間としては「衣替えと一緒に暖房のことも考え始める」くらいがちょうどいいペースなんじゃないかなと思ってるんです。

うちに電話をかけてくる方の多くは、「本当にうちだけ早いのかな」と心配されているみたいなんですが、実際は毎年この時期に同じような問い合わせが一定数あって、むしろ「気づいている人が動き始める時期」というだけの話なんです。遠慮せずに、思いついたタイミングで聞いていただければと思っています。

工事する側から見た「いいタイミング」

工事屋さんの立場で言うと、気温が極端じゃない時期のほうが、実は作業のクオリティも上げやすいんです。真夏や真冬にベランダや屋外で配管の作業をするのは、職人にとってもかなり体力を使うもので、集中力にも多少影響してくる部分があると思っています。10月や11月の、過ごしやすい気候の中で落ち着いて作業できるのは、お客様にとっても結果的にいいことなんじゃないかなと。

あと地味に大事なのが、部品の在庫や発注のスケジュールです。真冬の最需要期は、メーカーさんの部品供給もどうしても混み合いがちで、万が一追加の部材が必要になった場合に、取り寄せに時間がかかることもあります。今の時期なら比較的余裕があるので、スムーズに進められることが多いんです。

うちのスタッフにもよく話すんですが、「忙しい時期に無理して詰め込む」のと「余裕のある時期に丁寧にやる」のとでは、仕上がりの満足度がかなり違うと思っています。もちろんどの時期でも手は抜かないつもりでやっていますが、時間の余裕があるほど、お客様の設置場所のご相談にじっくり乗れたり、ちょっとした要望にも応えやすくなるのは事実なんです。

「様子見」のつもりが先送りになりやすい話

これはお客様だけじゃなく、僕自身にも当てはまる話なんですけど、「まだ大丈夫そう」って思っている間に、気づいたら本格的に寒くなっていた、ということが結構あるんですよね。特に古いエアコンを使っていて「そろそろ買い替えようかな」と思っている方ほど、このパターンに陥りやすい印象があります。

実際、暖房がまったく使えない状態で真冬の工事待ちになってしまうと、その間はストーブやヒーターでしのぐことになって、結果的に余計な出費や不便が増えてしまうこともあるんです。もちろん「まだ壊れていないものを無理に替える必要はない」というのが基本的な考え方ではあるんですが、調子が怪しいなと感じているなら、早めに一度見てもらうのは悪くない選択だと思っています。

よくあるのが、「去年の冬、暖房つけたら変な音がしてたんだよな」というのを覚えていながら、結局そのまま夏を越してしまって、また寒くなってから同じ音に気づいて慌てて電話してくる、というケースです。覚えているうちに、先に一度見てもらうほうが選択肢も広がりますし、心構えとしても落ち着いて判断できるんじゃないかなと思っています。

うちとしても心がけていること

こういう事情もあって、うちでは夏の忙しい時期が終わった8月後半くらいから、暖房関連のお問い合わせには特に丁寧にお答えするようにしています。「今すぐじゃなくていいので、相談だけ」というお客様も大歓迎で、見積りだけ先に出して、工事日はご都合のいいタイミングで決めていただく、という進め方もよくやっています。

焦って決めてもらいたいわけじゃなくて、単純に「選択肢が多い時期に相談してもらえると、こちらとしても一番いい提案ができる」というだけの話なんです。混雑期に入ってから「実はもっと早く相談していれば良かった」とならないように、少しでも参考になればと思って書きました。

うちのスタッフにも「早めの相談を変に急かすような言い方はしないように」とは伝えていますが、一方で「今の時期だとこういうメリットがありますよ」という情報は、ちゃんとお伝えするようにしています。知らないまま年末の混雑期に突入してしまうのが一番もったいないと思っているので、そこだけは正直にお話しするようにしています。

というわけで、「まだ早いかな」と思ったタイミングこそ、実は一番相談しやすい時期だったりするんです。暖房のこと、気になっている方はお気軽にお声がけください。


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