最近、電話口で「動画で見たら自分でも付けられそうだったんですけど、どうなんですかね?」と聞かれることが増えました。この質問をもらうと「興味を持ってくれたんだな」と嬉しくなるんです。今日は、その話を書いてみますね。
動画だと簡単そうに見える、でも映っていないことが多いんです
取り付け動画は今ほんとにたくさんありますよね。室内機を壁に掛けて、配管を巻いて、室外機につなぐ。手順だけ追えば、工具さえあれば何とかなりそうに見えるのは自然なことだと思います。
ただ現場に立っている側から見ると、映像に出てこない判断のほうがずっと多いんです。配管の長さをどこまで取るか、ドレンホースの逃げ道をどう確保するか、壁の中の配線がどうなっているか。電源まわりの作業は、電気工事士の資格が必要な作業にあたると言われています。技術的にできるかどうかとは別に、ルールとして決まっている部分なので、ここは一度立ち止まってほしいところです。
自分で付けた場合に、あとから困りやすいパターン
相談を受けて話を聞くと、似たパターンがいくつかあります。ひとつは、配管の接続部からのガス漏れです。ナットの締め付けが甘いと、最初はわからないくらいの漏れでも、じわじわ効きが落ちていきます。ガスを足しても原因が残ったままなので、結局また同じ話に戻ってくるんです。ドレンホースの勾配も、あとから壁紙のシミで見つかるパターンが多いんですよね。
業者に頼むと、お金以外にも買えているもの
「業者に頼むと高いよね」という悩みは、当然出てくると思います。ただ工事を頼むことには、取り付け後の保証や、困ったときの相談先がある、という安心も含まれています。工事のあとに「調子が悪くなったら、まずここに電話すればいいんですね」と言っていただけると、やっていてよかったと思えるんです。
動画で勉強するのは、まったく悪いことではないと思っています。見積もりの段階で「自分で付けるつもりなんですが、どこまでやってもらえますか?」と聞いてくれるお客様は、だいたい話がスムーズに進むんですよ。その好奇心は大事にしつつ、最後の一歩だけは、一度プロに声をかけてもらえたら、と思っています。
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