こんにちは、八王子の空調設備会社、株式会社ケイズエアシステムです。
今回は
エアコン(空調設備)の仕組み
ということでお話ししていきたいと思います。
エアコンの構造、そして冷房や暖房はどのように行われているのか、という部分ですね。
エアコンの仕組みって意外と知っていない方が多かったり、興味がある方も多いと思うんです。
またもし空調設備業界で働く上でも、知っておいた方が作業も迷わなくなったりと良いことが多いですからね。
「単純にエアコンの仕組みに興味がある」
「エアコン取り付けの仕事をしたいと思っている」
という方はぜひ参考にしてみてください!
エアコンって、知れば知るほどかなり面白いので。
エアコンの仕組みと構成要素について
そもそもエアコンを始め、空調設備にはどういう構成要素があるかというと、
◯換気
◯湿度調整
◯加湿器
◯除湿機
◯配管
これらの要素があるんです。
エアコンというものは、基本的にこれらを全て備えてますよね。
なので空調設備と言われると真っ先に「エアコン」がイメージされますが、これら全てを備えていなくとも、例えば加湿機能を持っているものは「空調設備」と呼ばれます。
家庭で使うような小さな加湿器も、実は立派な空調設備なんです。
エアコンの冷房と暖房の仕組み
では、エアコンというのはそもそもどういう仕組みで空気を冷やしたり暖めたりしているのか?
そこには、空調設備の構成要素の1つの「配管」というものが大きく関わっています。
配管内には、「冷媒」というものが充填されていて、部屋内にある熱をその冷媒が運んで室外機から熱を外に出すことで屋内を冷やしています。
「冷房」の場合のエアコンは冷たい風を部屋の中に入れているのではなくて、「部屋から熱を吸い取っている」ようなイメージなんですね。熱がどんどんエアコンに吸い上げられることで、室温は下がっていきます。
今はエアコンには「除湿(ドライ)」の機能もありますが、除湿が冷房と違うのは「熱をあまり奪わずに空気中の水分を取り除く」ことを目的とした機能ということなんです。
本来冷房を効かせれば空気中の水分も減っていくのですが、除湿は空気中の熱をあまり下げずに除湿をする、そういう機能になっています。
なので除湿(ドライ)のことは「弱冷房除湿」という風にも呼びますね。
梅雨時など、あまり部屋の温度を下げたくないけども除湿がしたい、という場合には除湿(ドライ)を使うのがオススメです。
逆に「暖房」の場合は室外機からまず外の空気を吸い込み、そこから「熱」を冷媒が取り出して、それを屋内に送り込んでいるんです。
エアコンという機器を語る上で、この熱を運ぶ「冷媒」というのは心臓部分といっても良いくらい重要なものになってきます。
そして室内機と室外機ともに「熱交換器」という部品が備えられています。
この熱交換器というのはわかりやすく言うと「駅のプラットホーム」のような感じで、電車に乗った人たち(熱)が降りたり乗ったりするための部品ですね。
配管内を行き来している冷媒、その冷媒に乗っている熱をコントロールする熱交換器がうまく作用することで、エアコンは私たちの生活に快適さをもたらしてくれています。
冷媒について
ではその「冷媒」とはなんなのかというと、主に「フロンガス」がそうですね。
エアコンが使われ始めた当初はフロンが冷媒として広く使われていましたが、そのフロンは「オゾン層を破壊してしまう」という副作用があることが知れ渡るようになってきました。
現在は業務用エアコンではフロンガスが使われることがありますが、家庭用ではフロンではない代替のフロンガスが使われるようになってきています。
ただその代替のフロンガスも、フロンガスほどオゾン層を破壊する効果は薄いですが、高い「温室効果」を持っていて、取り扱いにかなり気を使う必要があります。
それらの冷媒を扱う際は「免許」が必要になっていて、業務用のエアコンの取り付け工事などガスを扱う際は「フロンガス取扱免許」が必要になる場合が多いです。
もしエアコン取り付けの仕事を始められる際は、この資格を取っておくとできる仕事の幅が広がりますね。
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エアコンと聞くとやはり多くの人は「室内機」を思い浮かべると思います。
配管や室外機は、正直あまり気にしたことがない人の方が多いかもしれません。
ただエアコンというのは室内機と室外機、そして配管というものが組み合わさることで始めてその能力を発揮します。
普段何気なく見ているものでも、そういう風によく観察してみると、なんだか奥深く感じたり面白みを覚えたりしますね。
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