11月に入って、急にうちの近くの道が混むようになったんですよね。原因を考えてみたら、紅葉のシーズンが始まって、ちょっと足を延ばして見に行く方の車が増えたみたいなんです。八王子って高尾山があるので、この時期は本当に道路事情が変わるんですよ。毎年分かっているはずなのに、毎年ちょっと驚いてしまいます。
工事の現場入りが、地味に読みにくくなる季節
うちの仕事は基本的に「何時に現場に着いて、何時から作業を始める」というのがかなり大事なんです。お客様にもお約束している時間がありますし、他の予定が詰まっている日は、そこがずれると後ろ全部にしわ寄せが来てしまいます。なので、朝のルート選びは地味に毎日気を使っているところなんですが、11月の紅葉シーズンはそこに「観光の車」という読めない変数が増えるんですよね。
高尾山方面に向かう道を使う現場が入っていると、平日でもびっくりするくらい車が多いことがあります。土日はもう最初から「今日は混むだろうな」と覚悟して、いつもより早めに出るようにしているんですが、それでも読みを外すことがあって、スタッフと「今日は読み間違えたね」なんて話しながら現場に向かうこともあります。
お客様のご予約にも、実はちょっと波が出る
面白いのが、この時期になると「紅葉を見に行く前に点検をお願いしたい」とか「連休で出かける予定があるから、その前に見てほしい」というご依頼が増えることです。お出かけ前にちょっと気になるところを解消しておきたい、という気持ち、自分も出かける側だったら分かるので、できる限りご希望に寄り添えるよう調整するようにしています。
逆に、紅葉や行楽でお出かけ予定のある週末は、ご依頼そのものが落ち着く傾向もあって、平日と週末で忙しさの波が結構はっきり出るのも、この季節ならではだなと感じます。スタッフのシフトを組むときも、そのあたりの感覚を踏まえて考えるようにしています。
渋滞との付き合い方は、結局「経験」がものを言う
正直、ナビだけに頼っていると、この時期の抜け道的な混雑までは読み切れないことが多いんです。長年この地域で仕事をしてきたスタッフほど、「この時間はこっちの道の方が早い」とか「この交差点は紅葉シーズンだけ混む」みたいな、肌感覚の知識を持っています。そういう地元ならではの感覚って、意外と馬鹿にできない強みだなと最近つくづく思います。
新しく入ったスタッフにも、こういう季節ごとの道路事情はできるだけ早めに共有するようにしています。地図やデータだけでは分からない部分なので、一緒に車に乗って「ここはこの時期混むよ」と教えるのが一番定着しやすいんですよね。小さなことですが、こういう積み重ねがお客様との約束をきちんと守ることにつながっていると思っています。
紅葉狩りで賑わう街を横目に、うちは今日もエアコンの点検や工事で現場を回っています。渋滞に多少ヒヤヒヤすることはありますが、季節が変わっていく感覚を肌で感じられるのも、この仕事の面白いところだなと思う今日この頃です。
トラックの積み荷と、観光客の視線のギャップ
紅葉を見に来ている方々の車と、うちの工事用トラックが同じ道に並んでいる光景って、傍から見るとちょっと面白いと思うんです。こちらは脚立や配管材を積んで現場に向かっているのに、隣の車は紅葉スポットの写真を撮るために停まっていたりして、同じ道でも目的が全然違う。たまに信号待ちで観光客の方に「このあたりでおすすめの紅葉スポットはありますか」と聞かれることもあって、作業着のまま観光案内をする、というちょっと変な場面に出くわすこともあります。
こちらとしては早く現場に着きたい気持ちもありつつ、せっかく聞かれたら無視もできないので、知っている範囲で答えるようにしています。地元で長く仕事をしていると、紅葉スポットの穴場みたいな場所も自然と覚えているもので、こういうちょっとしたやり取りも、この時期ならではの出来事だなと思います。
渋滞を見越した「段取り」の立て方
この時期特有の混雑を踏まえて、うちでは現場の順番を組むときにちょっとした工夫をしています。たとえば、高尾山方面に向かう現場がある日は、できるだけ午前の早い時間に入れてしまって、混み始める前に作業を終えてしまう、という組み方です。逆に昼過ぎから夕方にかけては、その方面の現場をあまり入れないようにスケジュールを調整することもあります。
もちろん毎回完璧に読めるわけではなくて、予想以上に混んでいて焦ることもあります。そういうときはお客様に早めに連絡を入れて、到着時刻の見通しをお伝えするようにしています。何も言わずに遅れるのと、一言「この時間帯は渋滞で少し遅れそうです」と伝えるのとでは、受け取る印象が全然違うと思うので、そこだけは絶対に手を抜かないようにしています。
季節の変化が、仕事のリズムにも表れる
紅葉のシーズンが終わると、今度は年末に向けてご依頼の内容が少しずつ変わっていきます。暖房のご相談が増えたり、年内に点検を済ませておきたいというお客様が増えたり。道の混み具合だけでなく、お客様からのご依頼の雰囲気からも、季節が移り変わっていくのを感じることが多いです。
長年この仕事をしていると、こういう小さな変化に気づくのが楽しみの一つになっています。渋滞にヒヤヒヤしながらも、「ああ、今年もこの時期になったな」としみじみ思える、そんな11月の過ごし方を、今年もしているところです。
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