猛暑が続いていますが、皆さまお元気でしょうか。かやまです。この時期、お宅にお伺いすると「よかったらどうぞ」と冷たい飲み物をいただくことがよくあるんですよね。今日はその話を入り口に、うちの現場が夏をどう乗り切っているか、ちょっとお話ししてみようと思います。
実際にいただく差し入れ、こんなに種類があるんです
一番多いのは麦茶や冷たいお水ですが、それだけじゃなくて、アイスキャンディーだったり、手作りの梅シロップを薄めたものだったり、時には凍らせたタオルを貸してくださる方もいらっしゃいます。中には保冷剤をそっと差し出してくださる方や、お子さんが「はい、どうぞ」と持ってきてくれるジュースなんかもあって、工事の内容や季節に関係なく、お客様それぞれの気遣いの形があるんです。正直、毎回すごくうれしいですし、現場に着いた瞬間からその日の雰囲気が和らぐこともよくあります。
面白いのは、差し入れをくださるタイミングって作業の合間の休憩時間だけじゃなく、工事が始まる前に「これ、冷蔵庫に入れておくので終わったら持って行ってくださいね」と先に声をかけてくださるケースも多いこと。そういう気遣いって、職人にとっては地味だけど地味に効くんですよね。休憩のたびに冷たいものがあると思うだけで、暑さへの心構えが少し変わる気がします。マンションの一室での取り付け作業でも、戸建てのベランダでの室外機工事でも、この「先に一言かけていただける」というのが実はけっこう大きくて、お客様の人柄が伝わってくる瞬間でもあります。
なぜこれが本当にありがたいのか、現場の事情も込みで
エアコン工事って、室外機の設置だったり配管の取り回しだったりで、屋外や屋根の上、ベランダなど直射日光が当たる場所での作業がどうしても多くなります。うちでは水分補給のタイミングを作業員任せにせず、こまめな休憩を会社としてルール化しているんですが、それでも夏の日差しの中では汗の量がすごくて、想像以上に体力を持っていかれるんです。特に配管の穴あけやドレンホースの調整など、屋外にしゃがみ込んでの細かい作業が続くときは、涼しい部屋の中の工事とは疲れ方がまったく違います。
そんな中でいただく冷たい飲み物は、単純に涼をとれるということ以上に、「見てくれている人がいる」という安心感につながるというか。熱中症対策は道具や休憩の仕組みだけでなく、こういう小さな心遣いの積み重ねが結果的に事故を防ぐことにもつながっていると、正直思っています。真夏の現場では、体調のちょっとした変化にお互い気づける空気があるかどうかで、安全性ってかなり変わるものなんです。うちでも空調服や塩分タブレット、冷却タオルなどは会社支給にしていますが、それでもお客様からの一言や差し入れがあると、職人たちの表情がふっとやわらぐのを見ていて、道具だけじゃ埋まらない部分があるんだなと感じています。
遠慮せずにお渡しいただきたい理由、それと気をつけていること
たまに「気を遣わせてしまって申し訳ない」と恐縮される方がいらっしゃるんですが、正直まったく気にしていただかなくて大丈夫です。むしろ現場のちょっとした空気がやわらぐというか、お客様と職人の距離が縮まる瞬間でもあるので、こちらとしてはありがたい限りなんです。世間話が生まれて、そこから「実はここも気になってて」というご相談につながることも少なくありません。工事の説明だけだとどうしても事務的になりがちなので、そういう雑談のきっかけは案外貴重だったりします。
一方で会社としては、いただいたものは作業中にその場でというより、休憩のタイミングでいただくようにしたり、衛生面を考えて未開封のものはありがたく持ち帰らせていただいたりと、ちょっとしたルールも設けています。せっかくのお気持ちを無下にしないように、でも作業の集中力や仕上がりの質は落とさないように、そのバランスは意識しているつもりです。また、これから作業が控えている場合は無理のない範囲で丁重にお断りすることもありますが、それも「せっかくのお気持ちを、きちんとした仕事で返したい」という気持ちの裏返しだと思っていただけたらうれしいです。
小さな心遣いが、結局は仕事の丁寧さにつながると思う理由
単純な話ですが、気持ちよく仕事をさせてもらえると、職人のモチベーションって目に見えて変わるんですよね。もらった麦茶一杯で仕事の質が変わるなんて大げさかもしれませんが、「このお客様のために、いい仕事をしよう」という気持ちが芽生えるのは事実だと思います。うちの若手にも、差し入れをいただいた現場の話をすると「またあそこ行きたいです」なんて言う子がいて、単純だけど大事な感覚だなと感じています。
うちが大事にしているのは、工事そのものの技術はもちろんですが、お客様との信頼関係も含めての「仕事」だという考え方です。差し入れをいただいたら、その分ちょっとだけ丁寧に掃除して帰ろうとか、配管の取り回しをもうワンランク綺麗に仕上げようとか、養生をいつもより一段階しっかりやろうとか、そういう小さな循環が積み重なって、結果的にお客様にも満足していただける仕上がりにつながっているんじゃないかなと思っています。目には見えにくい部分ですが、こういう気持ちのやり取りって、実は工事の品質にも案外はっきり表れるものだと、長年現場を見てきて感じています。
というわけで、今日は差し入れの話でした。もしよかったら、工事の際にお茶の一杯でも、気軽に声をかけていただけたらうれしいです。もちろん何もなくても全力で仕事はしますので、そこはご安心くださいね。今日も暑いですが、皆さまも水分補給、忘れずに。





