先日、テレビのニュースで「今年の冬は例年より寒くなる見込み」というのを見かけまして。正直、毎年のようにこういう予報は出ている気がするんですが、今年はなんだか妙に真剣にアナウンサーさんが言っていたような気がして、つい身構えてしまいました。エアコン屋をやっていると、こういうニュースひとつで「あ、今年は忙しくなるかもな」とか「あのお客様のところ、そろそろ連絡した方がいいかな」とか、頭の中でいろいろ動き出すんですよね。今日はそんな、ちょっとした心構えの話を書いてみようと思います。
「寒くなる」というニュースで真っ先に頭に浮かぶこと
こういう予報を聞いたとき、一番最初に考えるのはやっぱり「暖房が効かないエアコンのお宅、大丈夫かな」ということです。実は暖房というのは冷房よりも室外機にかかる負担が大きくて、古い機種だと「寒くなればなるほど効きが悪くなる」という逆転現象が起きやすいんです。夏の間は普通に動いていたのに、本格的に寒くなった途端「あれ、全然温まらない」というお問い合わせが増えるのは、だいたいこのパターンです。
なので、こういうニュースを見ると「今のうちに気になってる機種のリストを見直しておこうかな」という気持ちになります。実際、ここ数年、寒波のニュースが流れた翌週は点検・修理の依頼がぐっと増える傾向がありまして。うちとしては「寒くなる前に」というタイミングで動けると一番ありがたいんですが、どうしても皆さん「実際に寒くなって、効かなくて困ってから」連絡をくださることが多いので、今年も身構えておこうと思っている次第です。
現場のスタッフにも先回りで声をかけておく
こういう予報が出ると、うちのスタッフにも「今月後半から来月にかけて、ちょっと混みそうだから心の準備しておいてね」と声をかけるようにしています。別に特別な準備をするわけではないんですが、繁忙期に入る前に一言伝えておくだけで、現場の空気が少し違うんですよね。急に依頼が増えたときに「あ、聞いてた話だ」と思えるのと、何も知らずに忙しさに飲まれるのとでは、気持ちの余裕が全然違います。
特にうちは若いスタッフも増えてきているので、こういう「業界的な繁忙の波」みたいなものをまだ体感として分かっていない子もいます。だから「寒波のニュースがあると、こういう流れでお問い合わせが増えるんだよ」という話を、雑談ついでにしておくようにしています。これは別に研修とかそういう堅い話じゃなくて、休憩中にお茶を飲みながら「今年もそろそろ来そうだな」みたいな軽い感じで伝えるのがちょうどいいんです。
あと、工事車両や工具の点検も、寒くなる前の今のうちにやっておこうという話もしています。冬場は作業自体も寒い中での屋外作業が増えるので、車のバッテリーとか、工具箱の中の消耗品とか、そういう地味なところを先に見ておくと、本番で慌てずに済みます。
お客様にとっても「今のうち」が一番お得な時期
実は、こういうニュースが出るタイミングというのは、お客様にとっても結構ありがたい時期だったりします。本格的に寒くなってから「暖房が効かない」と気づくと、どうしても依頼が集中してしまって、ご希望の日程に伺えないことも出てきます。逆に、今ぐらいの「まだそこまで寒くないけど、そろそろ」という時期であれば、比較的落ち着いてスケジュールを組めることが多いんです。
特に新規でエアコンを入れ替えたいと考えているお客様には、「年内のうちに」という駆け込みの連絡が例年この時期から増えてきます。寒波のニュースが出ると、その流れが例年より少し早まる印象があります。もし今、ご自宅のエアコンの効きがなんとなく気になっている、という方がいらっしゃれば、本格的な寒さが来る前のこのタイミングでご相談いただくのが、実は一番スムーズだったりするんです。
ただ、だからといって「今すぐ不安をあおって依頼してください」というつもりは全くなくて、単純に「混み合う前に動けると、お客様にとっても業者にとっても気持ちがいいよね」という、わりと素朴な理由です。慌てて決めるよりも、余裕のあるタイミングでじっくり相談していただく方が、こちらとしても丁寧な提案ができますから。
予報はあくまで予報、という前提も忘れずに
とはいえ、こういう長期予報というのは、あくまで「傾向」の話であって、実際にどれくらい寒くなるかは蓋を開けてみないと分からない部分もあります。去年も「今年は厳しい寒さになる」と言われていた時期があった気がするんですが、蓋を開けてみれば例年とそう変わらなかった、ということもありました。だから予報に振り回されすぎず、「まあ、念のため準備しておくか」くらいの温度感でいるのが、長く仕事をしていくうえではちょうどいいバランスなのかなと思っています。
うちとしては、寒くなろうとなるまいと、お客様からのご依頼にはできるだけ早く丁寧に対応したいという気持ちは変わりません。ニュースに一喜一憂するというよりは、「どんな冬になっても対応できるように、今のうちに整えておく」というくらいの気持ちで、今年も静かに準備を進めていこうと思っています。
というわけで、今日は寒波のニュースを見て頭の中で考えていたことを、そのまま書いてみました。皆さんのお宅のエアコンも、本格的な寒さが来る前に、一度軽く動作確認してみてもらえると安心かもしれません。
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