10月も半分過ぎて、朝はもう本当に冷えるようになってきました。息が白くなるほどではないんですが、現場に向かう車の中で「今日ちょっと暖房入れようか」と思う日がぽつぽつ出てきています。一方で日中は、屋根の上や外壁際での作業だとまだ汗をかくくらい暖かくなることもあって、この気温差がなかなか体にくるんですよね。最近、うちの現場でも「ちょっと調子悪いです」っていう声が増えてきて、社長としてあれこれ考えることが多くなりました。
朝の集合時間、服装で苦労するスタッフたち
朝7時台の現場集合だと、まだ肌寒くて長袖やジャンパーが欲しいくらいなんですが、昼になると屋根の上での作業は汗をかくくらい暖かくなることもあります。この「着たり脱いだり」がうまくいかないと、体が追いつかずに風邪をひいてしまうスタッフが毎年この時期に出てくるんです。脱いだ上着を現場に置き忘れて、また別の現場で寒い思いをする、なんていう小さな失敗も、この時期はよく起きます。
若い職人ほど「平気です」と薄着で出てきがちなんですが、実際には現場で一番こじらせるのもこの時期なんですよね。体力があるからこそ無理をしてしまって、気づいたら声がガラガラになっている、なんてこともあります。だから最近は、朝礼のときに「今日は脱ぎやすい格好にしてきた?」「車にもう一枚積んである?」って、ちょっとおせっかいなくらい聞くようにしています。
暖房需要が増えるこの時期、現場の掛け持ちも増える
この時期になると暖房の試運転や不調のご相談が一気に増えてきて、1日に回る現場の数も自然と多くなります。移動が増えるということは、外の寒い空気と室内の暖かい空気を何度も往復することになるので、これも地味に体力を消耗するんです。特に、朝一番で冷え込んだ屋外から、暖房の効いたお宅の中に入って、またすぐ次の現場へ移動する、というのを何件も繰り返すと、スタッフ本人も気づかないうちに疲労が溜まっていきます。お客様の家の中は暖かいのに、作業のために一度ベランダや屋外の室外機まで出て、また戻って室内機の調整をして、という往復も多いので、1件のご依頼の中だけでも実は何度も「寒暖差」を経験しているんです。
スケジュールを組むときも、できるだけ同じエリアをまとめて回れるように調整したり、無理に件数を詰め込みすぎないようにしたりしています。件数をこなすことも大事ですが、スタッフが体調を崩して現場に穴が開いてしまう方が、結局はお客様にとってもよくないと思っているので、そのバランスはいつも悩みます。朝一番の現場だけは、あえてベテランに任せて、若手は少し遅めの時間からにする、といった調整をすることも増えてきました。
社用車の中も、地味に「冬モード」に入ってきました
朝方、社用車のフロントガラスがすぐ曇るようになって、出発前にエアコンのデフロスターでガラスを乾かすひと手間が増えてきました。信号待ちのあいだも視界がぼやけていないか気になって、ちょっとヒヤヒヤすることもあります。去年のこの時期、曇りを取るのが面倒で窓を少し開けて走っていたスタッフが、そのまま喉をやられてしまったことがあって、今年は「デフロスターちゃんと使おうね」と声をかけるようにしています。小さなことですが、こういう積み重ねが現場の休み率に直結するので、社長としては地味に気にしているポイントなんです。
道具箱の中の工具も、朝は金属部分が冷たくなっていて、手が温まる前に触ると地味に扱いにくいんです。グリップ部分が滑りやすくなる時期でもあるので、このタイミングで手袋を少し厚めのものに替えるスタッフも多くて、現場全体がゆっくり「冬の装備」に切り替わっていくのを、毎年この時期に感じています。
ベテランが教える「体調管理も仕事の一部」という考え方
うちの現場には、長くこの仕事をしているベテランのメンバーがいて、彼らを見ていると「無理をしない技術」がちゃんと身についているなと感じます。休憩のタイミングで白湯を飲んだり、車の中に一枚多めの上着を積んでおいたり、ちょっとしたことの積み重ねなんです。首元にタオルを一本巻いておくだけで、冷えの感じ方がずいぶん違う、なんていう小ネタも、何気ない休憩中の会話から教わりました。
若手にそういう姿を見せるのも、技術指導と同じくらい大事なことだと最近は思うようになりました。道具の使い方だけじゃなくて、「この季節をどう乗り切るか」も、現場で教わっていくものなんですよね。体を壊してしまったら、どんなに腕がよくても現場には立てませんから、長く続けるための知恵として、これからも若手には伝えていきたいと思っています。
うちの会社では、無理をして現場に出るよりも、早めに「ちょっとしんどいです」と言える雰囲気を大事にしたいと思っています。少人数の会社だと、一人が休むと他のメンバーにしわ寄せが行ってしまうこともあって、本音を言いづらい空気になりがちなんですが、それで無理をして悪化させてしまったら元も子もありません。だからこそ、普段から人数に余裕を持ったシフトを組んでおくことも、社長としての大事な仕事の一つだと思っています。
寒暖差に負けずに、この冬も元気に現場を回っていきたいと思っています。もしご依頼のときにスタッフの様子で気になることがあれば、遠慮なく声をかけてくださいね。
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