暖房をつけたらリモコンのランプが点滅してる…実は故障じゃないこともあるんです、という話

暖房をつけたらリモコンのランプが点滅してる…実は故障じゃないこともあるんです、という話

「暖房のスイッチ入れたら、なんかランプがチカチカしてるんですけど壊れました?」っていうお電話、この時期になると急に増えるんですよ。いや、本当に多いです。10月に入って暖房を使い始めたご家庭から、毎年同じようなお問い合わせをいただきます。ランプの点滅って見た目のインパクトが強いので、すぐ「壊れた!」って思っちゃう気持ち、すごくわかります。でも実際は、点滅=故障、とは限らないんです。今日はその見分け方を、できるだけ具体的にお伝えしようと思います。

目次

点滅はエアコンからの「合図」なんです

そもそもエアコンのランプって、ただ光ってるだけじゃなくて、機械が今どういう状態にあるかを伝える「サイン」なんですよね。たとえば運転ランプがゆっくり点滅している場合、これは「霜取り運転(デフロスト)」をしているケースがすごく多いです。室外機にうっすら霜がついてるの、見たことあります?外の気温が低くて湿度も高いと、室外機のコイルに霜がついちゃうので、それを定期的に溶かすために一時的に暖房を止めて霜取りをするんです。そのあいだ、ランプが点滅したり、送風だけになったりします。これ、機械としては正常な動作なんです。

なので「ランプが点滅してる」だけで慌てて電源を切ったり、ブレーカーを落としたりしなくて大丈夫です。霜取り運転は長くても10〜15分程度で終わって、また自動で暖房に戻ります。ここで無理に電源を切ると、逆に霜取りが中断されて、次に使うときにまた同じことが起きやすくなっちゃうので、むしろそっとしておいてあげるのが正解なんです。

本当に注意したい点滅パターンの見分け方

ただ、すべての点滅が「様子見でOK」というわけではありません。ここが今日一番お伝えしたいところなんですけど、点滅の仕方にはパターンがあって、メーカーごとに「このパターンはこのエラー」っていう対応表が決まってることが多いんです。たとえば、運転ランプとタイマーランプが交互に速く点滅していたり、同じ回数を繰り返し点滅する(2回点滅→少し止まる→2回点滅、みたいな)場合は、内部でエラーコードを知らせているケースが多いんですよね。

この「同じ回数を繰り返す」っていうのが結構重要なポイントで、もし気づいたら、点滅の回数とタイミングをスマホのメモか何かに控えておいてほしいんです。「2回点滅、2秒休み、2回点滅」みたいに記録しておくと、業者が駆けつけたときに原因の特定がぐっと早くなります。これだけで現場での診断時間が全然変わってくるんですよ。

自分でできる確認と、リモコンでのエラーコードチェック

点滅に気づいたら、まず試してほしいのが、エアコン本体やエアコン室内機の吸い込み口にホコリやフィルターの目詰まりがないかの確認です。フィルターが真っ黒に詰まっていると、センサーが異常を検知して点滅することがあるので、掃除機でサッと吸うだけで直るケースも実はあります。あと室外機の周りに物が置かれていて風の通り道を塞いでいないかも、意外と見落とされがちなポイントです。

それから、最近の機種は多くがリモコンの操作で「エラーコード」を呼び出せるようになっています。メーカーによって操作方法は違うんですが、取扱説明書に「自己診断」とか「エラー履行表示」といった項目があるので、そこを見ていただくと、E1とかF3みたいな記号が出てきます。この記号を控えて、問い合わせの際にお伝えいただけると、修理に向かう前にある程度原因を絞り込めて、部品を持っていくべきかどうかの判断がしやすくなるんです。ただ、リモコンでの操作がよくわからない場合は、無理に触らず「点滅のパターンだけ教えてください」と言ってもらえれば、こちらで把握できることも多いので、遠慮なく聞いていただければと思います。

業者を呼んだほうがいい、明確なライン

一方で、これは様子見せずにすぐ連絡してほしい、というラインもあります。まず、点滅と同時に焦げたようなニオイがする場合。これは電気系統のトラブルの可能性があるので、念のため電源を切って(ブレーカーではなく、できればリモコンの電源)、すぐにご連絡ください。次に、霜取り運転が終わったはずの時間を過ぎても点滅が続いている場合や、運転・停止を繰り返しても同じエラーコードが再現する場合も、内部の部品に問題が出ている可能性が高いです。

あとは、点滅に加えて「ブーン」という普段と違う異音がする、暖房の風がまったく温かくならない、といった症状が一緒に出ているときも、自己判断で様子を見続けるよりは早めに見てもらったほうが安心です。初期症状の段階で対応したほうが、部品交換で済むことが多く、結果的に出費も抑えられやすいんですよね。

特に築10年を超えているエアコンだと、同じエラーが何度も再発する裏で、基板やセンサーの経年劣化が進んでいることもあります。一度直してもまた同じ点滅が出る、という場合は、その部品だけを直すより本体の入れ替えを検討したほうが長い目で見て安く済むケースもあるので、そのあたりも含めて相談していただけると、こちらとしても一番良い選択肢をご提案しやすくなります。遠慮なく「これ、様子見でいいやつですか?」って聞いていただくだけでも大丈夫なので、気になったら一本お電話いただければと思います。

というわけで、ランプの点滅=即故障、ではないという話でした。ただ、パターンを覚えておくだけで、慌てずに対応できるようになると思うので、今年の冬、もし点滅に気づいたらこの記事を思い出してもらえたら嬉しいです。


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