先週、いつもエアコン本体や部材を仕入れさせてもらってる卸業者さんから、分厚い封筒が届きまして。中身を見たら「価格改定のお知らせ」だったんですよね。ここ最近、こういう封筒がやたら届くようになって、封を開ける前から「あ、またか」って分かるようになってきました(笑)。今日はそのことについて、現場の目線で思うことをつらつら書いてみようかなと。
届いた通知、内容はどんな感じ?
今回のは、エアコン本体の一部モデルと、配管を固定するための金具とか、配線カバーとか、いわゆる「副資材」と呼ばれる細かい部品類の値上げについての案内でした。本体そのものは思ったほど大きく上がってなかったんですけど、その代わり地味な部材のほうが結構じわっと上がってて、正直「そっちか」と思いました。
特に目についたのは、銅管、いわゆるエアコンの冷媒を通す配管の値上げです。銅は世界的な相場で価格が決まる金属なので、うちみたいな一工事店がどうにかできる話じゃないんですよね。あとはブレーカーや電線といった電気部材も、じわじわ値段が上がってきていると業者さんから聞いています。
うちみたいな工事業って、実は本体の価格だけじゃなくて、こういう細かい部材とか、配管を保護するテープとか、電線の被覆材とか、そういうものを何十種類も組み合わせて1台の工事が成立してるんです。だから「エアコン本体は値上げしてません」って言われても、それだけで安心できるわけじゃないんですよね。全部積み上げて、初めて工事費が見えてくるという感じです。
なぜ今、こういうことが続いてるのか
詳しい経済の仕組みまでは僕も専門家じゃないので偉そうなことは言えないんですけど、現場で肌で感じるレベルで言うと、原材料の輸入コストとか、配送にかかる運賃とか、そういうところが少しずつ積み上がってきてるんだろうなと感じています。うちに直接来る通知にも「原材料価格および物流費の上昇に伴い」みたいな文言が、ここ1〜2年でだいぶ増えた印象があります。
あと地味に効いてるのが、部材を作る工場の人手不足だと言われています。人が足りないと生産のペースが落ちて、需要と供給のバランスが崩れて、価格に反映されやすくなる。エアコン業界だけの話じゃなくて、いろんな業種で同じような話を聞くので、これはもう社会全体の流れなんだろうなと、諦めというより「そういう時代なんだな」くらいの感覚で受け止めています。
面白いのが、こういう値上げの波って、必ずしも一気に来るわけじゃなくて、部材ごとにタイミングがずれてやってくるところなんです。今月は配管、来月は電気部材、みたいな感じで、少しずつ、いろんな方向からじわじわ効いてくる。だから「今年はもう落ち着いたかな」と思った頃に、また別の封筒が届く、というのがここ最近のパターンになってます。
じゃあ、工事の見積もりはどう変わっていくのか
正直な話をすると、部材費が上がった分をまるっとお客様に上乗せするようなことは、うちとしてはできるだけしたくないと思っています。だからと言って全部自腹で吸収するのも会社としては続けられないので、実際には「工事の組み方を見直して、無駄な部材や工程を減らす」とか、「まとめて仕入れることでコストを抑える」とか、そういう地味な工夫でなんとか吸収しようとしてるのが現状です。
例えば、以前は現場ごとに必要な部材をその都度発注していたんですが、今は数件分をまとめて発注することで、運送費や単価を少しでも抑えるようにしています。地味な工夫ですけど、こういう積み重ねが、最終的にお客様に提示する見積もり金額に跳ね返ってくると思うんですよね。
ただ、それでも吸収できない分については、見積もりに反映させてもらうこともあると思います。そのときは、なんとなく「値上げしました」で終わらせるんじゃなくて、どの部分がどう変わったのか、ちゃんと説明できるようにしておきたいなと。お客様からしたら「去年より高くなってる気がする」って感じるのは当然のことなので、そこに納得できる理由をお伝えするのが、うちの仕事だと思ってるんです。
お客様にお願いしたいこと、と僕らが心がけてること
もし見積もりを見て「あれ、前より高いな」って感じたときは、遠慮なく「これって何が変わったんですか」って聞いてもらえたら嬉しいです。うちのスタッフも、聞かれて困るような説明の仕方はしないように気をつけてますし、逆に聞かれないと説明しないまま終わっちゃうこともあるので、そこは遠慮なくどんどん聞いていただきたいなと思ってます。
あと、こういう時代だからこそ、長く使える工事、後から追加費用がかからない丁寧な工事を心がけようと、社内でも改めて話をしています。安い部材で数字だけ合わせるようなことをすれば、その場の見積もりは安く見えるかもしれませんが、数年後に不具合が出て余計な出費になったら本末転倒ですよね。値段が上がる分、仕事の質でちゃんと納得してもらえるようにしないと、うちを選んでもらう意味がなくなっちゃいますからね。そのあたりは、これからも変わらず大事にしていきたいところです。
封筒1枚から、こんなにいろいろ考えることになるとは思ってなかったんですが、こういう地味な話も、たまにはブログに書いておこうかなと思いました。値段の話って、業者側からはなかなか自分から言い出しにくい話題でもあるので、今日はこうしてブログという形で書けてよかったなと思ってます。また何か面白い話があったら書きますね。
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