お盆休み、うちは全部を止めるわけにはいかないと思ってる話

お盆休み、うちは全部を止めるわけにはいかないと思ってる話

もうすぐお盆ですね。うちみたいな小さい会社だと、この時期の休みの取り方ひとつで、社内も社外もいろいろ悩ましいことになるんです。今日はその裏側を、社長目線で正直に書いてみようと思います。

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毎年8月頭になると始まる「休みどうする会議」

うちでは毎年、8月に入るとまず「今年のお盆、何日から何日を休みにするか」を決める話し合いをします。カレンダー通りにすっぱり休めたら一番楽なんですけど、実際はそう単純じゃないんですよね。天気予報で猛暑が続きそうな年は、休みを短くするか、当番だけは残す形にするか、毎回ぎりぎりまで悩みます。

去年なんかは、お盆の真ん中で急に35度を超える予報が出て、一度決めた休業日程を社内で急きょ調整し直したことがありました。お客様には「休業のお知らせ」をブログやLINEで出しているんですが、それを直前で変えるのも申し訳ないやら、でも壊れたエアコンを放っておくわけにもいかないやらで、毎年この時期はカレンダーとにらめっこしています。

ちなみに、休業日程は前年の緊急出動の記録も参考にしています。「去年のこの日は何件くらい緊急電話が来たか」を振り返って、多かった日は当番を厚めにする、少なかった日は思い切って全員休みにする、というふうに、勘だけじゃなくて過去のデータも見ながら決めるようにしているんです。地味な作業ですけど、これをやるようになってから「読みが外れて全員出社」みたいな空回りは減った気がしています。

エアコンが壊れるのに「お盆」も「祝日」も関係ない

これは毎年痛感することなんですが、エアコンの故障って、こっちの休みの都合とはまったく無関係に起きるんですよね。お盆で帰省してきたお孫さんたちと過ごしているおうちで、リビングのエアコンが突然効かなくなった、なんて連絡が去年もありました。小さいお子さんやご高齢の方がいるご家庭だと、一日待ってもらうのも正直こわいんです。

だから「お盆だから完全に電話も出ません」というわけには、うちはいかないと思っています。定休にする日でも、緊急の一報だけは代表の携帯に転送する仕組みを組んでいて、状況を聞いて「今日中に誰か行けるか」「応急処置で明日まで待てそうか」を判断する。全部を人力で気合いだけで支えているので、正直かなり綱渡りな部分もあるんですけど、ここを手放すと「困った時に頼れる会社」ではなくなってしまう気がして、今のところはこの形を続けています。

実際に電話を受けたときは、まず症状を細かく聞くようにしています。「風は出るけど冷たくない」のか「そもそも風すら出ない」のかで、緊急度も応急処置の方法もまるで違うんです。前者なら扇風機と併用して一晩しのいでもらう提案ができますが、後者だとブレーカーの確認だけでもお願いして、それでもダメならなるべく早く誰かを向かわせる、という判断を電話口で瞬時にすることになります。この一次対応の精度が、お盆中の綱渡りを支えている一番のポイントだと思っています。

交代制のリアルと、うちなりの気の遣い方

とはいえ、職人にも家族との時間があるし、毎年同じ人ばかりお盆に出てもらうわけにはいきません。うちでは「去年お盆に出た人は今年は優先的に休む」というざっくりしたルールを作っていて、名簿を見ながら順番を回しています。出てくれた日は割増で手当を出す形にしていますが、正直、お金の問題だけじゃなく「今年は自分の番じゃない」という安心感の方が大事なんじゃないかと最近は思うようになりました。

若手のスタッフに「今年のお盆、出られる?」と聞いたとき、二つ返事で「大丈夫です」と言ってくれることもあれば、「今年は実家に帰る約束をしているので」と正直に言ってくれることもあって、どちらも全然かまわないんです。無理させて辞められてしまう方がよっぽど困るので、聞きにくいことこそ先に聞いておく、というのを社長として心がけています。

あと地味に効いているのが、当番の日は必ず二人一組にしているという点です。一人だけで待機させると、何かあったときの心細さもありますし、暑い中の移動や作業も一人より二人の方が安全です。人繰りとしては効率が悪いように見えるかもしれませんが、ここを削ってしまうと結局は現場での無理につながる気がして、お盆に限らずうちでは崩さないようにしているルールです。

今のうちに一本、電話をもらえると本当に助かる理由

お客様側の話をすると、お盆直前や当日になってから「調子が悪いかも」と連絡をいただくケースが毎年一定数あります。もちろん急な故障はどうしようもないんですが、「ちょっと前から効きが弱い気がしていた」というような、実は数日前から違和感があったケースも結構混じっているんです。そういう場合は、できればお盆に入る前の今のうちにご連絡いただけると、点検の予約も部品の手配も余裕を持って動けます。

お盆期間中は、うちだけでなく部品メーカーの物流や問屋さんも休みに入ることが多いので、交換部品が必要な故障だと「取り寄せに数日かかる」ということも正直あり得ます。応急的に冷えるようにする処置はできても、根本的な修理はお盆明けになってしまう、というのは毎年何件か発生してしまうパターンです。だからこそ、「まだ大丈夫かな」と迷っている今のタイミングでの一本の電話が、こちらとしては本当にありがたいんです。

目安として、こんな違和感があったら早めに一報いただくのをおすすめしています。「以前より冷えるまでの時間が長くなった」「室外機の音が少し大きくなった気がする」「フィルター掃除をしたのに効きがいまいち」。どれも今すぐ壊れるとは限らない、でも放っておくとお盆の一番暑い時期に限界を迎えやすいサインだと感じています。予約が埋まりやすい時期だからこそ、こういう小さな違和感の段階で相談してもらえると、こちらとしても余裕を持って動けます。

お盆をどう乗り切るかは、正直うちにとっても毎年の宿題みたいなものです。休むところはちゃんと休みつつ、困っているお客様には応えられる会社でいたい。その両立をどう作るか、来年もまた同じように悩むんだろうなと思いながら、今年もカレンダーとスタッフの顔ぶれを見比べています。

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