最近、天気予報とにらめっこしてる時間が増えてませんか。うちの若い衆もよく言うんですけど、雨予報が出た瞬間に一日の段取りが全部組み直しになる。屋外での据付や配管工事が多い仕事だと、天候はどうしても仕事量に直結してくるんですよね。今日はそんな「天気に振り回される問題」に、うちなりにどう向き合ってるかを書いてみようと思います。
雨予報の朝、最初に考えること
空調の屋外機設置とか屋根周りの配管工事って、基本的に外仕事が多いですよね。雨が降り始めると足場が悪くなるし、電気系統を扱う作業は感電のリスクも上がる。ろう付けみたいに火を使う工程も、湿気が多いと仕上がりに影響が出ることがあるので、天気には敏感にならざるを得ません。だから朝一番の天気予報チェックは、うちでは道具を車に積む前のルーティンになってます。
ただ大事なのは、降りそうだからって単純に「今日は全部休み」と決めつけないことだと思うんです。午前中は小雨で午後から本降り、逆に午前だけ荒れて午後は回復、みたいなパターンも意外と多い。今は1時間刻みで降水確率が見られるアプリも増えてるので、そういうのも使いながら、屋外の据付作業は雨が来る前の時間帯に前倒しして、天候が崩れそうな時間帯は室内の配管つなぎや試運転に回す、という組み替えを一日の中でやる癖をつけてます。行き当たりばったりに見えて、実はこれが一番現実的な対応だったりするんですよね。
屋外仕事と屋内仕事、両方の現場を持っておく強み
天候リスクを減らす一番の方法は、実は「雨でもできる仕事」を常にストックしておくことだと思ってます。新築の据付作業だけに偏っていると、雨の日は本当に手持ち無沙汰になってしまう。既存エアコンの点検やクリーニング、室内の配管の増設みたいな仕事も並行して抱えておくと、雨の日にそっちへ振り分けられる。
これは半分営業の話にもなるんですが、元請けさんや常連のお客さんに「屋内メンテもできますよ」と普段からちゃんと伝えておくのが地味に効きます。うちも数年前から、新規の据付だけじゃなくメンテナンス系の依頼を意識して増やしてもらうようにお願いしていて、それが結果的に雨の日の仕事の逃げ場になってくれてる感覚があります。あと、雨の日は道具の手入れや在庫の棚卸し、若い衆への工具の使い方の指導みたいな、普段は後回しにしがちなことに時間を使うのもおすすめです。屋外と屋内、両方の現場や作業を持っておくと、天気に対する体力的な余裕がぜんぜん違うんです。
延期の連絡は、早ければ早いほど信頼になる
雨で作業を延期する時、一番やっちゃいけないのが「ぎりぎりまで様子を見て、当日の朝に慌てて連絡する」ことだと思ってます。お客さんにも元請けさんにも、その日の予定というものがある。だから遅くとも前日の夕方までにはある程度の判断をつけて、先に連絡を入れるようにしてます。
「明日は午前中まで雨予報なので、据付作業は難しそうです。午後から回復するようなら伺います、無理そうなら明後日に振り替えさせてください」というふうに、判断の根拠と代替案をセットで伝える。うちはチームのLINEグループでも同じ内容を先に共有しておくので、当日バタバタしなくて済みます。これをやってるかどうかで、相手が受ける印象はけっこう変わると思うんです。ただ「休みます」とだけ言うより、ちゃんと考えて仕事してる職人だなと思ってもらえる。結局これも、職人PRIDE(プライド)というコミュニティでよく言われてる「信頼は現場の腕だけじゃなく段取りでも作られる」って話に通じるところがあるんじゃないかなと思ってます。
梅雨や台風シーズンは、あらかじめ余白を作っておく
梅雨や台風のシーズンは、そもそも予定通りに進まないのが前提だと思って、スケジュールを組む段階から余白を作っておくのがコツだと思ってます。ぎちぎちに予定を詰めてしまうと、一件延期になっただけで後ろの予定が全部ずれ込んで、結局そのしわ寄せがお客さんに行ってしまう。うちは荒れやすい時期だけは、一日に詰め込む件数を少し減らして、予備日として空けておく日を意識的に作るようにしてます。
あと地味に大事なのが資金繰りの準備です。雨で現場が飛ぶと、その分の入金も後ろにずれるので、月によって収入の波ができやすくなる。うちは天候で仕事が減りそうな時期を見越して、その前後に少し多めに現場を入れておいたり、逆に晴れが続きそうな時期に集中して稼働したりして、年間を通してならすように意識してます。台風が来そうな時は資材や部品も早めに確保しておくと、現場が動けるようになった時にすぐ動けるので、それも含めての段取りだと思ってます。天気は自分でコントロールできないものだからこそ、こっちのスケジュールの組み方でどこまで吸収できるかが腕の見せどころなんだと思うんです。若い衆にも「雨が続いても慌てなくていいように、普段から予定は詰め込みすぎないんだ」ってことは、口を酸っぱくして伝えるようにしてます。
天気に振り回されるのは職人という仕事をやってる以上、正直避けられない部分もあります。だけど事前の段取りと連絡の早さで、印象も自分の余裕もずいぶん変わってくるんじゃないかと思ってます。職人PRIDEの会員さんの中にも、天候対応で工夫してることがある方、きっと多いはずなので、良ければ今度そういう話も聞かせてもらえたら嬉しいです。

