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現場に出る前の「段取り8分」、あらためて大事だなと思う話

現場に出る前の「段取り8分」、あらためて大事だなと思う話

「段取り8分、仕事2分」って言葉、若い頃に先輩から耳にタコができるくらい聞かされたんですけど、歳を重ねるほどにその重みがわかってくる気がするんですよね。今日はそんな段取りの話と、現場でつい後回しにしがちな養生・道具点検について、ちょっと書いてみようと思います。

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段取りを制する者が現場を制する

朝イチで現場に着いて、いきなり手を動かし始める人と、5分だけ全体を見渡してから動き出す人とでは、その日の終わり方がまるで違うと思うんです。動線はどうか、材料はどこに置くか、他の業種さんとぶつかる時間帯はないか。それを頭に入れてから作業に入るだけで、無駄な往復や手戻りがぐっと減るんですよね。

特に複数の業者さんが同時に入る現場だと、自分の都合だけで動くとどこかで詰まります。今日この時間に誰が何をしているか、軽く声をかけ合っておくだけで、後々の「すみません、そこ今使ってます」がなくなる。段取りって道具の準備だけじゃなくて、人との呼吸を合わせることでもあるんだなと、最近つくづく思います。

それと、材料や工具を車から運ぶ順番ひとつでも、後で使うものを奥に積んでしまうと二度手間になります。前日のうちに「明日はこの順番で使う」と頭の中でシミュレーションしておく。この一手間が、翌日の疲れ方を変えてくれる気がするんですよね。

養生は「めんどくさい作業」じゃなくて「信用を作る作業」

養生って、正直やってもやらなくても仕上がりには直接関係ないから、つい後回しにしたくなる気持ち、わかるんです。でも施主さんや元請けさんが現場を見に来たとき、真っ先に目に入るのはこの養生の丁寧さだったりするんですよね。床や建具がきっちり保護されている現場は、それだけで「この職人さんは信頼できる」という印象を持たれやすいと言われています。

逆に、養生が雑だと仕上がりがどれだけ良くても、細かいところまで気を配れない人だと思われてしまうことがある。技術と同じくらい、こういう見えない部分の積み重ねが次の仕事につながっていくんだろうなと感じます。

工具の点検は「事故を防ぐ時間」であり「自分を守る時間」

朝の点検って、正直めんどくさいですよね。特に慣れてくると「昨日も使ったし大丈夫だろう」と省略したくなる気持ち、痛いほどわかります。でも刃こぼれや配線の傷み、バッテリーの劣化なんかは、ある日突然トラブルとして出てくることが多いんです。だからこそ、使う前のひと目・ひと手間が結局は自分の身を守ることにつながるんだと思います。

高所作業で使う命綱やハーネス、脚立の状態なんかも同じで、「毎回チェックするのが当たり前」という感覚を体に染み込ませておくことが大事なんだろうなと。ベテランほどこの基本を丁寧にやっている印象があって、経験を積んだ人ほど油断しないというのは、本当にその通りだと感じます。

職人PRIDEのメンバーさんの中にも、独自の点検チェックリストを持っている方がいると聞いたことがあります。そういう工夫って、もっとみんなで共有できたら現場全体の安全レベルが上がるんじゃないかなと思うんですよね。

段取り、養生、点検。どれも地味で目立たない作業だけど、この積み重ねこそが職人としての信頼を作っていくんだと、あらためて思います。今日も現場に立つみなさん、無理のない範囲で、でも丁寧に。よろしくお願いします。

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