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畑違いの職人と喋って「なるほど」と思ったこと、ありませんか?業種の壁を越える職人PRIDEの価値について思う話

畑違いの職人と喋って「なるほど」と思ったこと、ありませんか?業種の壁を越える職人PRIDEの価値について思う話

うちは空調屋だから、空調の話は空調屋同士でするのが当たり前。長年そう思ってたんですけど、最近はちょっと違う考え方をするようになりました。今日はその話です。

空調屋は空調屋としか話さない、という思い込み

現場に入ってる職人って、基本的に自分の専門分野の中でしか人付き合いが広がらないことが多いと思うんですよね。配管屋は配管屋、電気屋は電気屋、内装屋は内装屋で固まって、現場で顔を合わせても「お疲れさまです」で終わる。別の業種の職人がどんな悩みを抱えてるかなんて、正直あまり気にしてなかった時期が自分にもありました。

うちの若い頃を思い出しても、同業の先輩や組合の仲間とばかり飲みに行って、畑違いの職人さんと腹を割って話す機会はほとんどなかった気がします。別に避けてたわけじゃなくて、単純に接点がなかったんですよね。現場が一緒でも、昼休みに雑談する相手は結局同業の人になりがちです。

でも実際に現場で一緒になる電気屋さんや配管屋さんと少し長く話す機会があると、「あれ、うちと同じこと悩んでるんだな」って思うことが結構あるんです。見積りの出し方、急な変更への対応、親方同士の人間関係の距離感。業種は違っても、一人親方・個人事業主としての悩みの根っこは意外と同じだったりします。

違う業種の職人から聞いた「なるほど」な工夫

以前、内装系の職人さんと話してたときに聞いた道具の使い方が、うちの現場でもそのまま役に立ったことがあります。本来は内装の下地処理用に使うテープを、配管の養生の順番を変えるアイデアに応用できたんですよね。畑が違うからこそ、空調屋の中だけでは出てこない視点が入ってくる。これは一緒の業種の職人同士で話してるだけだと、なかなか生まれない発想だと思います。

電気工事の職人さんからは、脚立の配置の仕方や、狭い天井裏での身体の使い方のコツを教わったこともあります。空調の天井内作業も似たような体勢になる場面が多いので、「その体勢、腰に来るでしょ」で話が盛り上がって、結局は体の労わり方の話にまで広がりました。業種は違っても、現場で体を使う職人同士、通じるところが多いんです。

逆にうちが教える側になることもあります。真空引きの考え方や冷媒の扱いなんて、空調に関わりのない職人さんからすると「そんな世界があるのか」という感覚らしくて、説明するだけでも結構興味を持ってもらえます。教える・教わるが一方通行じゃなく、お互いに起きるのが面白いところです。道具の使い方だけじゃなく、「どうやって新しいお客さんと繋がってるか」みたいな営業の工夫を聞けたこともあって、空調屋の常識だけで考えてたら絶対出てこなかった発想でした。

職人PRIDE(プライド)というコミュニティが生まれた理由

職人PRIDEというコミュニティを作った理由のひとつに、こういう「業種をまたいだつながり」を意図的に作れたらいいな、という思いがありました。現場で偶然隣になった職人と喋るだけじゃなくて、普段は接点のない業種の職人同士がもうちょっと気軽に情報交換できる場所があってもいいんじゃないかと。

一人親方って、どうしても自分の業種の中だけで情報が閉じがちです。同業の組合や勉強会はあっても、畑違いの職人と話す機会は意外と少ない。だからこそ職人プライドでは、空調屋だけじゃなく色んな業種の協力業者さんに関わってもらって、現場の話や働き方の話を業種の壁を越えて共有できるようにしたいと思っています。

正直、立ち上げた当初はそこまで深く考えてなかった部分もあるんです。ただ色んな業種の職人さんと関わる中で、「このコミュニティがあることで、普段話さない職人と話せた」という声を直接聞くようになって、これはちゃんと続ける価値があるなと感じるようになりました。

畑違いだからこそ出てくる本音とアイデア

同業者同士だと、変なライバル意識や「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな」という気持ちが邪魔することもあると思うんです。でも畑が違えば、利害関係もないし、純粋に「それどうやってるんですか」って聞きやすい。こっちも気負わずに答えられる。

仕事の取り方、値段交渉の仕方、体力の配分、将来のための備え。業種は違っても一人親方としての悩みは共通してることが多いので、畑違いの職人と話すことで、自分の業種の中だけでは出てこなかった答えが見つかることもあります。職人PRIDEという場がそういうきっかけになれたら、やってる意味があるなと思うんですよね。

もちろん専門的な技術の話は同業同士で深めるのが一番です。でも働き方や経営の悩みに関しては、あえて畑違いの職人と話す方が、変な遠慮なしに本音が出てきやすいという面もあると思っています。両方のつながりがあって、初めて一人親方としての視野が広がっていくんじゃないでしょうか。

うちの現場に協力業者として入ってもらってる職人さんの中にも、普段は内装や電気の仕事を中心にやっていて、空調の現場は初めてという方がいます。最初は専門外のことに不安そうにしてても、やり取りを重ねるうちに「こういう考え方だったのか」と納得してもらえると、結局いい仕事に繋がっていくんですよね。業種の壁を低くしておくことは、現場の質そのものにもプラスになると感じています。

今度現場で畑違いの職人さんと一緒になったら、ちょっと世間話のつもりで仕事の悩みを聞いてみてください。思いがけないヒントが返ってくるかもしれません。

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