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新品より使い込んだコレが落ち着く。職人の『相棒道具』との付き合い方

新品より使い込んだコレが落ち着く。職人の『相棒道具』との付き合い方

道具箱の中に、何年も変わらず入ってる『アイツ』、ありませんか。新しいモデルが出ても買い替えない、むしろ手に馴染みすぎて手放せない道具の話を、今日はしようと思うんです。

なんで同じ道具をずっと使い続けるのか

僕も現場を回ってた頃、ドライバーやスパナを何本も持ち替えてきましたけど、不思議と最後に残るのは『持ちやすさ』より『手癖に合うかどうか』なんですよね。グリップの太さとか、重心の位置とか、ちょっとした違いが積み重なって、気づけば無意識に手が伸びる一本になってる。これは性能表に載ってる数値じゃ測れない部分だと思うんです。

職人PRIDEの会員さんと話してても、よく聞くのが「新しいモデルの方が軽いし性能もいいって分かってるんだけど、どうもしっくりこなくて」という声。これ、わがままでも何でもなくて、道具と体の付き合いが長いからこそ出てくる感覚だと思うんですよね。工具は消耗品であると同時に、体の延長みたいなところがある。だから簡単には乗り換えられない。

道具を長持ちさせる人がやってる地味な習慣

長く使える道具を持ってる人を見てると、だいたい共通してるのが『使い終わったらすぐ拭く』『刃物は定期的に研ぐか交換する』『バッテリー工具は使い切る前に充電する癖がある』あたりなんです。どれも特別なことじゃないんですけど、毎日の積み重ねが何年後かの差になって出てくる。

逆に壊れやすい人の傾向もあって、車の荷台に工具箱ごと放り込んで雨ざらしにしたり、使ったらそのまま放置して次の現場で「あれ、どこいった」って探し回ったり。道具が可哀想になるくらい雑に扱ってる人、たまに見かけます。でも忙しい現場が続くとどうしてもそうなりがちなのも分かるので、せめて週末だけでも工具箱の中身を見直す時間を作るのをおすすめしたいです。

ブランド選びより『試せたかどうか』が大事

工具のブランドって職人によって本当に好みが分かれますよね。マキタ派、HiKOKI派、それぞれ一家言ある人が多くて、僕もそういう話を聞くのが好きなんですけど、実際のところ『どのブランドが一番いいか』より『自分が現場で試して、手に合うと感じたかどうか』の方がよっぽど重要だと思ってるんです。

カタログスペックだけ見て高い工具を買ったのに、いざ使ってみたら重心が合わなくて結局使わなくなった、という話もよく聞きます。できれば先輩や仲間の工具を借りて一度試してから買う、くらいの慎重さがあってもいいんじゃないかなと。職人PRIDE(プライド)の会員さん同士でも、そういう道具談義が現場の合間にちょこちょこ起きてるみたいで、それも一人親方として独立してるからこそ生まれる横のつながりだなと感じます。

道具を変える時期の見極め方

愛着があるからといって、いつまでも同じ道具を使い続けるのが正解とは限らないんですよね。特に電動工具のバッテリーなんかは、劣化してくると持ちが悪くなったり、充電時間が長くなったりして、気づかないうちに作業効率を落としてることがあります。『まだ動くから』で引っ張りすぎると、肝心な場面でバッテリー切れを起こして現場を止めてしまうことも。

手工具にしても、グリップが削れて滑りやすくなっていたり、刃先が摩耗して本来の切れ味が出てなかったりすると、無理な力をかけて体に負担がかかったり、怪我につながったりすることもあります。愛着は大事にしつつ、定期的に『これ、本当に今の自分の仕事に見合ってるかな』と見直す目も持っておきたいところです。

今日使ってる道具、何年選手ですか。たまにはその道具を眺めながら、これまで一緒に乗り越えてきた現場を思い出してみるのも、悪くない時間だと思います。

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