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確定申告、毎年ギリギリになってませんか?一人親方の経費管理、ちょっとの工夫で楽になる話

確定申告、毎年ギリギリになってませんか?一人親方の経費管理、ちょっとの工夫で楽になる話

またこの時期が来るのか…って、確定申告のことを考えるとちょっと気が重くなる人、多いんじゃないでしょうか。私も経営者としてあれこれ数字と向き合う立場なので、現場を抱えながら経理までやる一人親方の大変さは、正直かなり同情します。今日はそのあたり、ちょっと深掘りして話したいと思います。

レシートの山、年明けに一気にやろうとして毎年苦しんでませんか

一番多いパターンだと思うんですけど、レシートや領収書を財布やダッシュボードに溜め込んで、年が明けてから「よし、やるか」って一気に整理する人。これ、正直かなりしんどいやり方だと思うんですよね。何に使った金なのか半年前のレシートだと記憶が曖昧になってるし、結局「これ何の材料費だっけ」って考える時間が一番もったいない。

これ、月末に15分だけでいいんです。その月使ったレシートを財布から出して、ノートでもスマホのメモでも何でもいいので「いつ・いくら・何に」って書いておく。それだけで年明けの作業が別世界になります。溜め込んでからやるのと、月ごとに分けてやるのとでは、かかる時間が3倍くらい違う印象があります。

最近はレシートをスマホで撮るだけで自動で仕分けしてくれるアプリも増えてますし、現場から現場への移動が多い職人さんには結構合ってると思います。ただアプリに頼りすぎて「後で確認すればいいや」と放置すると結局同じことになるので、撮った日にざっくりタグ付けするクセまでセットでつけるのがコツだと思います。

あと地味に効くのが、現場ごとに封筒やクリアファイルを分けておくことです。「この現場でこれだけ材料費がかかった」というのが一目で分かるようになると、次に似たような現場の見積もりを出すときの精度も上がります。経費管理って税金対策のためだけじゃなくて、次の仕事の見積もりの精度を上げるための材料にもなるんですよね。

工具代、材料費、ガソリン代。「これって経費になるの?」で手が止まる問題

相談されることが多いのが「これって経費になりますか?」っていう質問です。工具箱に入れっぱなしの軍手とか、現場までの高速代とか、「私用でも使うかもしれないもの」が出てくると、どこまで計上していいのか分からなくなって、結局経費にせず自分の持ち出しにしてしまう人が結構いるんですよね。

基本的な考え方としては、仕事のために使ったお金かどうか、というところがポイントになると言われています。車を仕事でも私用でも使っているなら、使用割合に応じて分けて計上するという考え方が一般的なようです。厳密な判断は税理士さんや税務署に確認するのが確実ですが、「迷ったら記録だけは残しておく」というのが、後から困らないための一番現実的な対応だと思います。

特に工具は単価が大きいものも多いので、買った年にまとめて経費にできるのか、数年に分けて計上する必要があるのか(いわゆる減価償却というやつですね)によって結果が変わってくることもあります。このあたりは年の頭に大きい道具を買う予定がある人ほど、事前に相談しておいた方が安心だと思います。

「どんぶり勘定」で来年の見通しが立たなくなる話

確定申告って、税金を計算するためだけのものだと思われがちなんですけど、実はそれ以上に「自分の仕事、今年どれくらい残ったんだろう」を知るための作業でもあると思うんですよね。売上は多かったけど材料費も工具代もかさんで、手元に残った額は意外と少なかった、というのはよくある話です。

どんぶり勘定のまま毎年を過ごしてしまうと、来年の見通しが立たなくなります。繁忙期と閑散期の差が大きい職人の仕事では、「今月は儲かった」という感覚だけで判断すると、閑散期に入ってから焦ることになりがちです。月ごとの収支をざっくりでも把握しておくと、来年どのくらい仕事を取るべきか、工具への投資をいつするべきか、みたいな判断がしやすくなると思います。

職人PRIDE(プライド)のような協力業者のネットワークに入っていると、仕事の見通しがある程度立てやすくなる面もあると思います。閑散期に備えて今のうちから数字と向き合っておくのは、来年を楽にするための一番地味だけど効く準備だと思います。

将来のための積み立て、一人親方だからこそ意識したい話

会社員と違って、一人親方には退職金も厚生年金もありません。これは独立したばかりの頃はあまり気にならないんですが、年齢を重ねてくると急にリアルに感じるようになる話だと思います。小規模企業共済や国民年金基金といった、個人事業主向けの積み立て制度を使っている職人さんも周りには結構いますね。

こうした制度は、積み立てた分が経費的な扱いで控除の対象になると言われているものもあり、確定申告のタイミングで初めて知って「もっと早く始めてれば」と思う人も少なくないようです。もちろん無理に始める必要はありませんが、体が資本の仕事だからこそ、動けなくなった時のための備えは、早いうちから少しずつでも考えておく価値があると思います。

実際、ケガや病気で現場に入れない期間ができると、一人親方は収入がそのまま止まってしまいます。そうした時の備えとして、積み立て以外にも、国や自治体の共済制度、民間の保険などいくつか選択肢があるようです。全部を一度に整える必要はなくて、「まずは一つだけ、小さく始めてみる」くらいの気持ちで十分だと思います。大事なのは、忙しさを理由にずっと先延ばしにしないことだと思うんですよね。

完璧な経理を目指す必要はないと思うんです。ただ、月に一度レシートを整理する、経費の判断に迷ったら記録を残す、年に一度は将来のための積み立てを見直す。この3つくらいを意識しておくだけで、確定申告の時期がだいぶ気楽になると思います。今年もあと3ヶ月ちょっと、来年の自分が楽になるように、今のうちから少しずつ整理していきましょう。

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