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電気屋さんや大工さんとの現場、ただの「隣の職種」で終わらせてませんか?業種を超えた職人の連携について思うこと

電気屋さんや大工さんとの現場、ただの「隣の職種」で終わらせてませんか?業種を超えた職人の連携について思うこと

エアコンの現場って、実はうちだけで完結することってあまりないんですよね。電気屋さんが先に配線を引いてくれてたり、大工さんが下地を組んでくれてたり、時には内装屋さんの工程とかぶったり。今日はそういう「隣の職種」との付き合い方について、ちょっと思うところを書いてみようと思います。

現場は一人の職種だけで成り立ってない

新築の空調工事なんかだと、うちが行く前に電気屋さんがもう配線を通してくれてることが多いです。逆に、うちが室内機の据付板を打つ前に、大工さんが石膏ボードの下地をどこに入れてくれてるかで、作業のしやすさがまったく変わってくる。誰かの仕事の「後」に自分の仕事があって、自分の仕事の「後」にまた別の誰かの仕事がある。そう考えると、現場って一本のリレーみたいなものだと思うんです。

リフォームの現場だと、もっと露骨にそれを感じます。壁紙屋さんが先に入るのか、うちが先に配管を通すのか、その順番ひとつで手戻りの量が全然違う。段取りを組む元請けさんも大変だと思いますけど、職人同士でも「うちが先に済ませとけば向こうが楽だな」っていう気の配り方があると思うんですよね。

「自分の仕事だけ」で頭がいっぱいになる瞬間、正直あります

とはいえ、現場に入ると自分の作業のことで頭がいっぱいになるのは、正直よくあることだと思います。今日中にこの台数を終わらせなきゃ、この配管を通さなきゃ、って思ってると、隣で作業してる大工さんや電気屋さんがどんな段取りで動いてるか、なかなか気が回らない。悪気があるわけじゃなくて、単純に自分の持ち場のことでいっぱいいっぱいになってしまうんですよね。

それで、養生をめくったままにしちゃって内装屋さんに迷惑をかけたり、電気屋さんが引いてくれた配線の位置を確認せずに穴を開けそうになったり。うちも若い頃、天井裏の配線ルートを確認しないまま先にダクトを通してしまって、後から電気屋さんに「そこ、通したかったのに」って言われたことがあります。悪気はまったくなくても、順番と情報共有をちょっと怠るだけで、こういうすれ違いって簡単に起きてしまうんです。

特に工期がタイトな現場ほど、この「自分の工程さえ終わればいい」という意識が強く出やすいと思います。急いでいるときほど、一言確認する余裕がなくなって、結果的に手戻りが増えて余計に時間を食う。急がば回れじゃないですけど、忙しいときこそ隣の職種への一声を惜しまないほうが、トータルでは早く終わることが多い気がします。

ちょっとした声かけが、次の現場につながる

逆に言うと、ここでちょっとした気配りができるかどうかで、その後の付き合い方が変わってくると思うんです。「この配管、ここ通していいですか」「ここの下地、あとどれくらいで組めそうですか」って一言聞くだけで、相手も動きやすくなるし、こっちの段取りも立てやすくなる。作業が終わったあとに「お先に失礼します、ここまで片付けておきました」って一声かけるだけでも、印象はだいぶ違うはずです。

道具の貸し借りひとつでも、案外そういう関係のきっかけになったりします。うっかり延長コードを忘れてきたときに、隣で作業してた電気屋さんが快く貸してくれたことがあって、それ以来その現場では自然と声をかけ合う仲になりました。大きなことじゃなくていいんです。むしろ、そういう小さなやり取りの積み重ねのほうが、長い付き合いには効いてくる気がします。

元請けさんから見ても、「あの職人さんは他の業者さんとうまくやってくれる」っていうのは、地味だけど結構大事なポイントだと思うんですよね。技術があるのは大前提として、そこに「現場で気持ちよく仕事できる人」っていう評価が乗ると、次の声がかかる理由がもうひとつ増える。腕だけじゃなくて、そういうところも含めて「この人にまた頼みたい」って思ってもらえるんじゃないかなと思います。

職人PRIDE(プライド)は、業種を超えたつながりの場でもある

うちがやってる職人PRIDEというコミュニティは、空調工事の職人さんだけじゃなくて、いろんな業種の一人親方・協力業者さんが登録してくれています。普段は別々の現場で動いていても、同じ元請けの現場に別の日に入ることもあれば、直接顔を合わせることもある。そういうときに「あ、職人プライドの人だ」って分かると、それだけでちょっと安心感があるっていう話を聞くことがあります。

業種が違うと、正直お互いの仕事のことを細かくは分からないです。電気屋さんの配線の話とか、大工さんの下地の話とか、専門的なところまでは踏み込めない。でも、現場で気持ちよく仕事をするための基本的な気配りとか、段取りへの意識みたいなものは、業種を超えて共通してる部分が多いと思うんですよね。「この人はちゃんとしてる」っていう感覚は、実は業種の壁を越えて伝わるものだと思っています。

職人プライドっていう場を通じて、そういう「顔の見える関係」が業種の垣根を越えて広がっていったらいいなと、うちは思っています。同じ空調の職人同士だけでつながるよりも、電気屋さんや内装屋さん、大工さんなど、いろんな業種の一人親方が「あ、あの人なら安心して現場を回せる」って思い合える関係が増えたほうが、結果的にはみんなの仕事もやりやすくなるはずです。職人プライド(職人PRIDE)を、そういう業種横断のネットワークとして育てていけたらというのが、うちの正直な願いです。

自分の仕事に集中するのはもちろん大事なんですけど、たまには一歩引いて、隣で動いてる別の職種の人のことにも目を向けてみる。それだけで現場全体の空気って、意外と変わるものだと思います。今日も、みなさんの現場が気持ちよく回りますように。

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