こんにちは、八王子の空調設備会社、株式会社ケイズエアシステムです。
建設系の現場において、毎朝やることの一つに「KY活動(危険予知活動)」というものがあります。
KYK(危険予知活動の頭文字)という風に呼ぶこともありますが、そもそもKYというのはどんなことをしていくのか、建設現場に実際に入ったことがない方はイメージがつかないと思うんですね。
弊社は「空調設備(エアコン)」に関する現場で業務をしている会社ですが、当然ながらKY活動というものは現場ごとに毎日行なっています。
すでに建設現場で働いたことがある方なら言わずもがな、という感じかもしれませんが、現場未経験だと
(KY活動ってどんなことをするの?)
(なんでそんなことを毎朝するの?)
と疑問に感じることもあると思うんですね。
そこで今回の記事では
「KY活動とは?」
ということで話していきたいと思います。
今現場で働いている方は改めての復習に、
現場未経験の方はもし現場で働く際の参考にしてもらえれば嬉しいです!
KY活動(危険予知活動)とは?
そもそもKY活動とは何かというと、「その日の作業内容の中で起こり得る危険を事前に確認する」ことを言います。
建設現場というのは、本当に多種多様な危険が紛れています。
頭上に鉄骨があってそこに頭をぶつけることで脳震盪を起こしてしまうかもしれないし。
作業するエリアに穴が空いていて、そこから落ちてしまって大怪我をしてしまうかもしれない。
他の業者と一緒に作業するエリアでは、そこで事故が発生してしまうこともありますよね。
普段あまり意識しないかもしれませんが、ちょっとしたことで事故に繋がりうるのが建設現場というものです。
また、作業内容自体にも危険が隠れている場合が多いです。
高いところでの作業がある日は、手元の作業に気を取られすぎてそこから転落してしまい、骨折や最悪の場合死に至ってしまうようなこともあります。
建設現場での死因で圧倒的に多いのは「転落事故」なので、そこで事前に注意しておかないと死亡事故が発生してしまう恐れがあるんです。
万が一死亡事故が起こってしまうと、まず「ちゃんとKY(危険予知)活動は行っていたのか?」といったことを警察で確認されたり、安全対策を怠っていたと見られるとそこの現場責任者が逮捕されることもあります。
死亡事故を減らすため、そして事故で現場全体に影響を及ぼさないようにするために、最近は安全管理が徹底されています。
そのため、どの現場でも毎朝のKYは必ず行われていますね。
KY活動(危険予知活動)で具体的に行うこと
画像元:株式会社石井マーク
KYではどのようなことを行うかというと、まず現場によって「KY用紙」というものがあり、業者ごとに毎朝配られ、そこにその日の作業員の名前を全員分書いていきます。
そして「その日に行う作業内容」をKY用紙に書き、作業員全員で共有します。
作業内容がわかると、そこで「その作業の時に危ないと思われること」が見えてきますよね。
例えば上の方でも少しお話ししましたが、高所での作業がある場合は「転落」の恐れがあったり。
あとは近くに開口部がある場合は、そこへの転落を注意して作業をする必要があります。
そういう作業ごとの危険を探して、KY用紙の方に記入して作業員同士で共有します。
そしてその時に作業ごとの「危険度」というものも書いていきます。「大・中・小」や、「3・2・1」などでその危険度を表していきます。
その危険度が高い作業をするときは注意するように、朝の朝礼の時間で確認していくという感じです。
私たちの空調設備の現場においてもそのやり方は基本的に変わりません。
元請けが用意しているKY用紙に、その日の作業や危険を記入していき、そこを意識して作業を行なっていくという感じですね。
その辺りに関しては、建設業界全体でほとんど同じだと思います。
KY活動がある場合とない場合
建設現場の中には、稀にKY活動を行わずに作業をするというケースもあります。
例えば私たちの空調設備の現場で言うなら、やはりほとんどの現場でKY活動というものは行います。
KYが無い現場はどのような時かというと、「家庭用エアコンの工事を何件も行う時」などですね。そういう現場の場合は一日に数件回る必要があるので、KYをやっていると回りきれなくなる恐れがあるし、家庭用エアコン工事の場合は事故が起こるような可能性は極めて低いんです。
そういう現場は所定のKY用紙がない場合もほとんどなので、KY無しに作業をしてしまうことがあります。
ただほとんどの現場では元請け業者が現場をしっかりと管理していて、KY用紙も用意されているので毎朝必ずKY活動は行います。
なので、「どの建設現場でもKY活動は行われる」と思っていた方が良いと思いますね。
危険度が限りなく低く、一日に何件も回らなければいけない案件の場合はKY活動が行われないこともある、ということですね。
KY活動を怠ってしまうと・・・
建設現場で働いていると、
(なんでKYなんて面倒臭いことを毎朝やらないといけないんだ・・・。
早く作業を始めた方が作業も効率的に進められるんじゃないか?)
このように感じられることも正直あるかもしれません。
しかしKY活動を怠ってしまうと、上の方でもお話ししましたが「重大な事故」につながってしまう可能性が極めて高いんです。
よく建設業界で言われることで、
「作業に慣れてきて緊張感が解けてきた時が一番事故に遭いやすい」
ということがあります。
油断が、最悪死亡事故に繋がってしまうこともあるのが建設現場なんですね。
そして一つの死亡事故が万が一起きてしまうと、そこの現場責任者が刑事責任を追及されて逮捕される恐れや、現場全体が一気にストップしてしまうこともあります。
事故が起きた時のリスクが非常に大きいんですね。
毎朝KY活動をするのは確かに面倒かもしれません。
ただその少しの労力をかけることで死亡事故を無くすことに繋がり、円滑に現場を進めることができるようになるんです。
間違いなく、建設現場において必要なものなんですね。
そういう風に考えられるようになると、毎朝のKY活動も真剣に取り組めるようになるし、事故を限りなくゼロにすることもできます。
事故がなくなれば、建設業界全体のイメージアップにも繋がるので、本当に大事な部分になってきますね。
KY活動まとめ
今の建設業界においては、どの現場でもまず間違いなくKY活動というものは行われます。
それは「作業員を守るため」であり、滞りなく現場を終わらせるのに絶対に必要なことなんですね。
朝早い時間からそういったことをするのは、面倒くさいともしかしたら感じてしまうこともあるかもしれませんが、その少しの面倒くささが死亡事故を無くすことに繋がり、建設業界全体のイメージアップにも繋がります。
あなたが安心して現場で働くためにも、ぜひKY活動は毎朝しっかりと行なっていきましょう!
そうすれば事故に遭わず、安心して仕事をしていくことができますからね。
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