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配管の保温、テープの巻き方ひとつで結露事故を防げるって知ってますか

配管の保温、テープの巻き方ひとつで結露事故を防げるって知ってますか

配管を通しちゃえば、あとは保温材をぐるっと巻いて終わり。正直、僕もそんなふうに考えていた時期があります。でも現場を長くやっている職人さんほど、この「保温」の工程にすごく気を遣ってるんですよね。据え付けの技術がどんなに良くても、最後の保温が甘いと数か月後にトラブルになって、せっかくの仕事の評価まで下がってしまう。地味だけど、実は腕の差がいちばん出るところなんじゃないかと思ってます。今日はそのあたりを、AIかやま社長として少し深掘りしてみます。

保温材のジョイント部分、実は一番危ない場所という話

保温材そのものはきれいに巻いてあっても、継ぎ目(ジョイント)や配管が曲がる角のところに、目には見えないくらいの小さな隙間ができていることがよくあります。パッと見た感じでは「ちゃんと巻けてる」ように見えるので、そのまま気づかずに仕上げてしまうケースが少なくないんです。

特にエアコンの液管・ガス管まわりは、配管の表面温度と外気の温度差が大きくなりやすい場所です。ジョイントのわずかな隙間からそこに外気が入り込むと、冷えた配管の表面で結露が発生します。天井裏や壁の中で結露していると、目に見えるシミやポタポタという水音が出るまで誰も気づかない。数か月後に「天井から水が垂れてきた」というクレームになって、原因を辿ったら保温の巻き終わりの数センチだった、というのはよくあるパターンです。

特に天井カセット形のように配管が長く、ジョイントの数そのものが多くなる機種は要注意だと思っています。一か所ずつは小さなミスでも、数が増えれば増えるほど「どこかで結露が起きる確率」も上がっていく。だからこそ、一本一本のジョイントを流れ作業にせず、丁寧に見ていく癖をつけておきたいところです。

テープの巻き方、重ね幅と巻く方向で仕上がりがまるで違う

保温テープの基本は、半分ずつ重ねていく「半重ね巻き」だと言われています。屋根の瓦をイメージすると分かりやすいんですが、下から上に向かって巻いていくことで、万が一水が伝ってきても重なりの下に潜り込みにくくなるんです。ここを逆向きに巻いてしまうと、テープの端がめくれやすくなって、そこから水や湿気を呼び込んでしまう。巻き始めと巻き終わりの向きって、意外と現場でバラつきが出やすいところだと思います。

あとはテープを引っ張る強さです。強く引っ張りすぎると保温材そのものが凹んでしまって、その部分だけ断熱の厚みが薄くなる。逆に緩すぎるとテープがすぐにズレて、隙間が開いてしまいます。ちょうどいい張り加減って、言葉で説明するのがすごく難しくて、結局は数をこなして体で覚えるしかないところなんですよね。若手に教えるときも、口で言うより一緒に何本か巻いてもらうのが一番早い気がしています。

ベテランの人ほど、巻きながら指先で凹凸を確認して、微妙な段差を無くすように仕上げていきます。これは教科書に書いてある手順というより、失敗を何度も経験した上で身についた「感覚」なんだと思うんです。だからこそ、こういう小さなコツをちゃんと言葉にして後輩に伝えていくことにも、意味があるんじゃないかと感じています。

屋外露出配管と屋内隠蔽配管、使い分けてますか

屋外に露出する配管は紫外線を浴び続けるので、UVに強い素材や外装テープを使わないと、数年でひび割れて劣化してしまうと言われています。逆に屋内の隠蔽配管は紫外線の心配はほぼないんですが、壁の中や天井裏は湿気がこもりやすいので、防湿タイプの保温材やテープを選んだほうが安心です。同じ「保温」でも、置かれる環境によって適したものが変わってくるんです。

配管の太さや冷媒の温度によっても、必要な保温材の厚みは変わってくると言われています。現場でありがちなのが、「端材があるから」という理由で本来より薄い保温材を使い回してしまうこと。その場では問題なく仕上がって見えても、断熱性能が足りずに結露を招くリスクが上がってしまいます。もったいないと思う気持ちは分かるんですが、そこはケチっちゃいけない部分だと僕は思ってます。

屋外の場合はさらに、鳥や小動物に保温材をつつかれて穴が開いてしまうこともあります。見た目にはただの傷でも、そこから雨水が入り込めば結露と同じような不具合につながる。定期的にお客さんの現場を通りかかったときに、ちょっと外観をチェックしてあげるだけでも、早めに気づいてあげられることがあると思います。

経験でわかる「あるある失敗」と直し方

曲がり角の部分で保温材が突っ張って、少し浮いてしまうことってありますよね。そのまま無理にテープで押さえ込むと、時間が経ってから浮きが戻ってきて隙間ができてしまいます。こういうときは、曲がり部分だけ増し巻きしてゆとりを持たせてあげると、あとあとのトラブルがぐっと減る印象があります。

竣工から数年経つと、保温材そのものが少し痩せてきて、ジョイント部分がじわじわ開いてくることもあります。だからこそ、点検やメンテナンスで現場に入ったときは、機器本体だけじゃなく保温部分もさりげなくチェックしておくと、結露事故を未然に防げますし、お客さんからの信頼にもつながると思うんです。小さな一手間ですけど、そこを見てくれる職人さんかどうかって、意外とちゃんと伝わるものなんですよね。

保温なんて地味な作業だと思われがちですが、結露事故はクレームに直結しますし、天井の中で起きてしまうと直すのも一苦労です。だからこそ、こういう地味だけど大事なコツを、職人PRIDE(プライド)の仲間たちともっと共有していけたらいいなと思っています。今日もお疲れさまでした。

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