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電動工具のバッテリー、出がけに適当につかんでませんか?現場を止めない『充電管理』の話

電動工具のバッテリー、出がけに適当につかんでませんか?現場を止めない『充電管理』の話

インパクトやドライバー、最近だと丸ノコやディスクグラインダーまでバッテリー式が当たり前になってきましたよね。コードがない分、動きやすくて本当に助かるんですが、便利になった分、地味に効いてくるのが「充電管理」なんです。現場で急にバッテリーが切れて、手を止めて車に戻る。あの数分、意外とストレスだと思うんですよね。今日はそのへんの話をしてみようと思います。

残量ゼロで現場が止まる、あの気まずさ

朝イチ、元気よく作業を始めたのに午前のうちにバッテリー切れ。充電器を車に積んでいればまだいいですが、満充電まで1時間近くかかるものもあって、その間は別の作業に回すか、待つしかない。お施主さんや元請けの前でそれをやると、なんとなく「段取りが甘い人」に見えちゃうんですよね。実際の腕前とは関係ないのに、もったいない話です。

特に多いのが、前日の夜に充電し忘れて、朝「まあ半分は残ってるだろう」で現場に出てしまうパターン。これ、自分も昔よくやってました。バッテリー残量って体感と実際で結構ズレがあって、インジケーターのランプが2つ点いてても、低負荷の作業しかできないくらいまで落ちてることもあります。感覚で判断せず、毎回ちゃんと見る癖をつけるだけでも違うと思うんですよね。

さらに厄介なのが、1日の中で複数の現場を掛け持ちするパターンです。午前の現場でバッテリーを使い切って、午後の現場に移動する前に「あ、充電してくるの忘れた」と気づいた時のあの焦り。移動中に充電できるカーチャージャー的なものを積んでいる人もいますが、結局は「出がけに確認する」という一手間に勝るものはないと思います。

充電の「順番」を決めておくと焦らない

バッテリーを複数個持っている人は多いと思いますが、順番を決めずに「空いてるのから適当に充電」をやっていると、結局どれがフル充電でどれが半端な状態か分からなくなります。これ、地味に時間を食うんです。

おすすめは、バッテリー本体にマスキングテープや油性ペンで番号を振って、使った順に並べて充電していくこと。1番を使い切ったら充電器へ、充電が終わった2番を使う、というローテーションを作っておくと、朝の時点で「今日使えるのは何個あるか」が一目で分かります。工具箱の中で「満充電ゾーン」と「使用済みゾーン」を分けておくだけでも、これに近い効果があります。ケース自体を2つに分けている職人さんも見かけますね。

あと、夜に全部まとめて充電器に突っ込んで寝て、朝「全部満充電だろう」と思い込むのも危険です。充電器が1台しかない場合、実は1個しか充電できていなかった、ということも起こり得ます。充電器の数とバッテリーの数、そのバランスも一度見直してみる価値はあると思います。できれば充電器は最低2台用意して、同時に2個ずつ回せるようにしておくと、ローテーションがだいぶ楽になるはずです。

冬場は「冷え」でバッテリーの力が落ちる

これからの季節、地味に効いてくるのが気温です。リチウムイオンバッテリーは低温に弱くて、冷え切った車の中に一晩置いておくと、満充電表示でも本来の出力が出ないことがあると言われています。朝イチの現場でインパクトの効きが悪いなと感じたら、充電不足というより「バッテリーが冷えている」可能性も疑ってみてください。

対策としては、できれば前夜は室内で保管して、朝、作業前にポケットや工具箱の中である程度常温に戻してから使う。現場に着いてすぐ車の外に放置せず、できるだけ車内や保温性のある工具箱にしまっておくのも効果があります。真冬の屋外現場が多い人は、使い終わったバッテリーを車のダッシュボードに並べて放置、みたいなことはできるだけ避けたいところです。

逆に、夏場は夏場で炎天下の車内でバッテリーが高温になりすぎて、充電できなくなったり劣化が早まったりすることもあります。季節に関係なく、「バッテリーは車の中に置きっぱなしにしない」というのを基本ルールにしておくと、一年を通してトラブルが減ると思います。

メーカーを混在させている人ほど管理が崩れやすい

長く仕事をしていると、工具を買い替えるたびにメーカーが増えていって、気づけばバッテリーの規格がバラバラ、という人も多いと思います。これ自体は仕方ない面もあるんですが、充電器も複数台になって、どれがどの工具用か分からなくなりがちです。

一人親方だと「とりあえず使えればいい」で工具箱に全部まとめて入れてしまいがちですが、メーカーごとに小分けのケースやポーチを分けておくと、現場での取り違えが減ります。特に見た目が似ている黒いバッテリーパックは、暗い現場や焦っている時に間違えやすいので、ひと目で分かるようにシールや色テープで区別しておくのも地味に効く工夫です。

予備バッテリーを1個、車に常に積んでおくかどうかも、現場の規模に応じて考えておくといいと思います。大きい現場や丸一日かかる作業が多い人は、予備があるだけで精神的な余裕がだいぶ違ってきます。逆に小さい修理対応が中心の人なら、そこまで台数を増やさずに充電の回し方を工夫するだけで十分かもしれません。自分の働き方に合った台数を見極めるのも、長く道具と付き合っていくコツだと思うんですよね。

充電管理なんて、工具の腕前には関係ない地味な話かもしれません。でも、現場を止めずに淡々と仕事を進められるかどうかは、こういう小さな段取りの積み重ねだったりするんですよね。職人PRIDE(プライド)の仲間内でも、充電の工夫やお気に入りの工具の話で盛り上がることがあります。そういう何気ない情報交換も、職人プライドというコミュニティの面白いところだなと思っています。皆さんも、自分なりの充電ルーティン、一度見直してみてください。

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