天井裏や床下、夜間の緊急対応。現場には「暗い場所」がつきものですよね。うちも昔は、車に積んでる懐中電灯を片手に持って、もう片方の手で作業するのが当たり前だと思ってたんです。でも道具としての照明にちゃんとお金をかけるようになってから、作業のスピードも仕上がりの精度も変わったなと感じてます。今日はそのあたりの話をしてみようと思います。
懐中電灯からヘッドライトに変えただけで、両手が戻ってくる
一番変わったのは、やっぱり両手が自由になったことです。配管をつなぐときも、ビスを打つときも、片手に明かりを持ってる状態だと、どうしても作業が雑になりがちなんですよね。ヘッドライトにしてからは、自分の視線がそのまま明かりになるので、見たいところにパッと光が当たる。これは一度体感すると、もう懐中電灯には戻れない感覚だと思います。
ただ、ヘッドライト選びで失敗した経験もあります。安いからって買った製品は、頭に固定するバンドがすぐ伸びてズレてくるし、明るさも現場で使うには物足りなかった。工具と同じで、照明も「安いから」で選ぶと現場で後悔するタイプの道具だなと、身をもって学びました。
明るさだけじゃない。色温度と照射範囲で見え方がまったく違う
ルーメン数、つまり明るさの数字だけ見て選ぶ人も多いと思うんですが、実は色温度も地味に大事なポイントなんです。青白い光は確かに明るく感じるんですけど、長時間当たると目が疲れやすい。逆に自然光に近いオレンジがかった光だと、配管の色味や結露の跡なんかも見分けやすくなる気がしています。
照射範囲も、広角と集光を切り替えられるタイプを使うようになってから、天井裏の全体を見渡したいときと、ネジ一本をピンポイントで照らしたいときの両方に対応できるようになりました。一つのモードしかない安物だと、結局「広く見たいのに狭い」「細かく見たいのにぼやける」というストレスが毎回出てくるんですよね。
バッテリーの持ちと充電方式、現場仕事ならではの選び方
現場仕事で地味に効いてくるのが、バッテリーの持ちです。一日中天井裏にこもるような現場だと、途中で電池切れになる怖さは結構あります。乾電池式は手に入りやすい安心感がありますが、使用中に電池交換となると結局両手がふさがる瞬間ができてしまう。うちは今、USB充電式で予備バッテリーを一個現場カバンに入れておくスタイルに落ち着きました。
充電するタイミングも、工具と同じように車の中で充電できるタイプを選ぶと、自宅での充電忘れを防げます。地味な工夫ですけど、現場に着いてから「あ、充電切れてた」と気づく悔しさは、一度経験すると二度と繰り返したくないものです。
防水・耐衝撃性能は、見た目より「現場の過酷さ」で選ぶ
屋外での配管工事やエアコンの室外機まわりの作業だと、雨の中での作業もゼロじゃないですよね。ヘッドライトも防水性能がないと、ちょっとの雨でも内部に水が入って壊れてしまうことがあります。IP規格の数字を見て選ぶようになってから、急な雨でも気にせず作業を続けられるようになりました。
あと落として壊した経験がある人も多いと思うんですが、天井裏の作業中にポロッと外れて落下することもあるので、耐衝撃性能もチェックしておくと安心です。見た目のデザインだけで選ぶのも悪くないんですが、現場で使う道具だからこそ、ちゃんと「過酷さに耐えられるか」を基準に選んでほしいなと思います。
照明なんて地味な道具だと思われがちですけど、実は現場の効率や安全に直結する大事な相棒だと思うんです。職人PRIDE(プライド)の会員さんの中にも、照明にはこだわってるという方、きっと多いんじゃないでしょうか。今使ってるヘッドライトに不満があるなら、一度ちゃんとしたものに買い替えてみると、現場での自分の動きが変わるかもしれません。

