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VVFケーブル、曲げる時にいつも同じ半径にしてますか?被覆を傷めない通線のコツ

VVFケーブル、曲げる時にいつも同じ半径にしてますか?被覆を傷めない通線のコツ

電気屋さんだけじゃなく、エアコンの電源工事や増設で自分でVVFケーブルを這わせる人も多いと思うんです。今日はそのVVFケーブル、曲げ方とか皮むきのところで、意外と差が出てるんじゃないかなという話をしたいんです。

ケーブルの曲げ半径、現場でどこまで気にしてますか

VVFケーブルって、ある程度硬さがあるので、無理に小さい半径で曲げてもパキッと折れたりはしないんです。でもそれが落とし穴で、「曲がったからOK」で済ませてしまうと、内部の銅線が実は変形してることがあるんですよね。特に配電盤の中とか、スイッチボックスの中みたいな狭いスペースで急角度に曲げたときは、見た目はきれいでも中の芯線に負荷がかかってることがあります。

よく言われてるのは、ケーブルの仕上がり外径のだいたい6倍くらいを曲げ半径の目安にする、という考え方なんです。2.0mmの2芯とか3芯だと、そこまで厳密に測ってる人は少ないと思うんですけど、せめて「指を一本挟めるくらいの余裕」を基準にしておくと、極端な曲げは避けられると思うんです。盤際の立ち上がりとか、梁をかわすところで無理な曲げ方をしてないか、一度自分の配線を見直してみるのもいいんじゃないでしょうか。

特にエアコンの電源回路みたいに、後からカバーを閉めて見えなくなる場所は、曲げの癖が固定されたまま何年も負荷がかかり続けるわけです。そこで芯線が傷んでいても、表面上は全然わからないっていうのが怖いところなんですよね。

これは新築の現場だけじゃなく、増設や更新工事のときも同じで、既設のケーブルを再利用する場面ではなおさら注意が必要だと思うんです。何年も同じ角度で固定されてたケーブルを動かすと、曲げ癖がついてる分だけ無理な力がかかりやすいので、できれば一度まっすぐに近い状態に戻してから、あらためて自然なカーブで固定し直すくらいの気遣いがあってもいいんじゃないかなと思います。

被覆を剥くとき、芯線にキズをつけてませんか

皮むき作業、ケーブルストリッパーを使う人も、電工ナイフでシャッと切る人もいると思うんですけど、どっちのやり方でも芯線に浅い傷を入れてしまうことがあるんです。特にナイフ派の人は、刃を入れる深さを目分量でやってることが多いので、慣れてるベテランほど「このくらいの力加減」って感覚でやっちゃってるんじゃないかなと思うんです。

芯線に傷がついた状態のまま端子に差し込んで締め付けると、その傷の部分に電流が集中して、発熱の原因になることがあると言われています。すぐに不具合が出るわけじゃないので気づきにくいんですけど、何年か経って「このコンセントだけ妙に熱い」みたいな話が出てきたとき、原因が皮むきの傷だったというケースも聞いたことがあります。差し込む前に、むいた部分の芯線をちょっと指で触って、傷やバリがないか確認する癖をつけておくと安心だと思うんです。

結線後の端子、締め付けトルクまで見てますか

差し込み式の端子、最近は本当に増えましたけど、やっぱりねじ締め式の端子を扱う場面もまだまだあるんですよね。そこで「しっかり締めたつもり」が一番怖いところで、感覚だけで締めてると、硬めに締めすぎて芯線を傷めたり、逆に緩くて後から接触不良を起こしたりすることがあるんです。

渡り線の締め付けについては以前も書いたことがあるんですけど、VVFの結線でも同じで、トルクドライバーを使うか、せめて「このネジはこのくらいの硬さで止まる」という感覚を自分の中で基準化しておくのが大事だと思うんです。特に新人さんに教えるときは、口で「しっかり締めて」って言うだけじゃ伝わらないので、実際に締まった状態のネジを一緒に触らせて、感覚を共有するようにしています。

あと地味に見落とされがちなのが、端子に差し込む芯線の長さなんです。長すぎると被覆の中まで締め付けが及ばず緩みやすくなるし、短すぎると接触面積が足りなくなる。差し込む前にゲージやマーキングで長さを揃えておくと、仕上がりのばらつきがぐっと減ります。

複数のケーブルを一つの端子にまとめて差し込むような場面でも、本数が増えるほど接触のばらつきが出やすくなるので、できるだけ1端子1本を基本にして、無理にまとめないようにしています。こういう小さな判断の積み重ねが、何年か後の「なぜか調子が悪い」を防いでるんだと思うんです。

配線ルートの見た目、お客さんは意外と見てます

これは技術そのものとは少し違う話なんですけど、ケーブルを這わせるルート、天井裏や壁の中に隠れる部分はいいとして、モール内や露出配線になる部分は、曲げ方のクセがそのまま見た目に出てしまうんです。角でピンと直角に曲げず、ゆるいカーブで這わせてるだけで、仕上がりの印象がだいぶ変わるんですよね。

お客さんから「配線、キレイにやってもらってありがとう」って言われることは正直あまり多くないんですけど、逆にガタガタだったり不自然に曲がってたりすると、そこだけ目について「この工事、大丈夫だったのかな」って不安を持たれてしまうこともあると思うんです。見えない部分の技術はもちろん大事ですけど、見える部分の仕上げも、職人としての信頼につながってるんじゃないかなと思います。

曲げ方も皮むきも締め付けも、どれも地味で、今さら誰かに教わるようなことでもないと思われがちなんです。でも、こういう基本の積み重ねが、何年後かの事故や不具合を防いでるんだと思うと、やっぱり手を抜けないなと改めて感じます。職人PRIDE(プライド)の仲間とも、こういう「基本のクセ」の話、たまに現場で共有してみてもいいかもしれませんね。

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