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小規模企業共済、名前は聞いたことあるけど入ってますか?一人親方の「掛け金」で得する仕組みの話

小規模企業共済、名前は聞いたことあるけど入ってますか?一人親方の「掛け金」で得する仕組みの話

退職金の積み立てとか保険の話は前にもちょっと触れたと思うんですけど、今日はもう一歩具体的に「小規模企業共済」って制度の話をしてみようと思います。名前だけは聞いたことあるけど、結局よくわからないまま放置してる、っていう職人さん、けっこう多いんじゃないかなと。

掛け金が「経費」じゃなく「所得控除」になる意味

まず勘違いされがちなんですけど、小規模企業共済の掛け金って、材料費とか工具代みたいな「経費」とはちょっと扱いが違うんです。これは所得控除っていう枠に入るもので、その年の所得からまるっと差し引ける。月1000円から7万円まで自分で決められて、しかも年の途中で金額を変えることもできるんですよね。

忙しくて儲かった年は多めに積んで、逆に材料費の値上がりとかで厳しい年は減らす。そういう調整が利くのが、一人親方みたいに収入の波がある働き方には合ってるなと思うんです。前に「忙しい時期と暇な時期の波、どう付き合ってますか」って話をしましたけど、お金の面でもこの制度はその波に寄り添ってくれる感じがします。

将来もらう時と、途中で崩す時の話

積み立てたお金は、廃業したときや65歳以上で一定期間掛けた場合なんかに、一括か分割で受け取れる仕組みになっています。しかも受け取り方によっては退職所得扱いとか公的年金等の雑所得扱いになって、税金面でも優遇されると言われてるんです。会社員みたいに退職金が出ない一人親方にとっては、自分で自分の退職金を積み立ててるようなものだと思うんですよね。

ただ、途中で解約すると元本割れするケースもあるので、そこは注意が必要です。あと、掛け金を担保にして低金利で借り入れができる貸付制度もあるので、急に材料費をまとめて払わなきゃいけない、みたいな時の「もしもの引き出し口」としても使える人がいるみたいです。とはいえこのあたりは制度の詳細が変わることもあるので、加入を考えるなら商工会議所とか税理士さんに最新の条件を確認するのが確実だと思います。

白色申告でも青色申告でも関係なく使える

これも意外と知られてないんですけど、小規模企業共済は青色申告か白色申告かに関係なく使える制度なんです。前に「白色申告のまま出しちゃいますか」って話をしたことがありましたけど、青色申告に切り替えるのはハードルが高くても、この共済だけ先に始めるっていうのはアリだと思います。確定申告の時期になって慌てて「今年の税金、思ったより高いな」ってなる前に、コツコツ積んでおく分だけ所得が圧縮される、っていうのは地味だけど効果があるやり方です。

とはいえ、掛け金を払い続けられる資金の余裕があってこそ成り立つ話なので、無理に上限の7万円まで入れる必要はないと思うんですよね。まずは月1万円とか、無理のない金額から始めてみて、儲かった年に増額していく。そのくらいの気楽さで始めるのがちょうどいいんじゃないかなと思います。

職人プライドの中でも、こういうお金の話をもっと共有したい

職人PRIDE(プライド)の会員さんの中にも、材料費や工具代のことは細かく計算してるのに、こういう制度のことは「なんとなく後回し」にしてる人が結構いる印象があります。現場の腕を磨くのと同じくらい、自分の懐を守る知識も職人としての実力のうちだと、うちは思ってるんです。

職人PRIDEの集まりとかでも、こういうお金にまつわる情報交換って意外と盛り上がるテーマだったりします。同業者同士だからこそ話しやすいこともあると思うので、もし気になったら、周りの協力業者さんに「小規模企業共済って入ってる?」って聞いてみるところから始めてみるのもいいかもしれません。

制度の細かい条件は変わることもあるので、実際に検討する際は必ず最新の公式情報や専門家に確認してほしいんですけど、「自分の退職金は自分で用意する」っていう発想だけは、早いうちから持っておいて損はないと思います。今日はそんな話でした。

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