建設現場で働く職人にとって、適切な道具の選び方とその使い方は、仕事の質や効率に大きく影響します。初心者が一人前の職人として成長していく過程で、道具に対する考え方や選び方も変化していきます。この記事では、職人道具の選び方や使い方について、初心者から上級者になるまでの流れに沿って説明します。
目次
- 1. 初心者:中古工具からスタートする理由
- 2. 中級者:道具を長く使うためのメンテナンス
- 3. 上級者:作業効率を追求した道具選び
- まとめ
1. 初心者:中古工具からスタートする理由
エアコン屋(建設業界)に足を踏み入れたばかりの初心者にとって、新品の高価な道具を揃えることはハードルが高いかもしれません。そこで、中古の道具を購入することが一つの選択肢となります。中古工具は、コストを抑えながら必要な道具を一通り揃えることができ、最初の段階で無理なく作業を始めることが可能です。また、中古工具を使うことで、自分にとって本当に必要な道具や好みのブランドを見極める機会にもなります。
さらに、中古工具を選ぶことで、予算を別の重要な分野に回すことができます。例えば、職人としての技術を向上させるためのトレーニングや資格取得に投資することも一つの戦略です。このように、最初は中古工具からスタートし、経験を積んでいく中で自分に合った道具を見つけることが、初心者にとって賢明な選択となります。
ただし、電動工具はなるべく新品を購入しましょう。以前、私は中古品を購入し、1日で壊れるという悲惨な経験をしたので、これは、信頼できる販売店で、新品を購入することをお勧めいたします。
加えて、知人や先輩の空調やさんの社長に甘えましょう!これは、恩を必ず恩で返すという事が前提になりますが、頻繁に使わない道具類や、トラックなど、あれば便利だけど、なかなか元が取れるまでに時間がかかるものは、とにかく借ります(笑)
そして、仕事で恩を返す。事業が拡大していき、以前お世話になった方とも、会社規模や方向性によっては、疎遠になることもあるかもしれません。
でも、年賀状や、お中元やお歳暮を贈り続け、存在感を認知してもらい続け、お世話になった方々が、仕事で困ったときには、何とか助ける様にしていきます。
「あの時貸した道具(車など)は安いもんだったなぁ」と思わせるように、心がけをもって、長いお付き合いにしていきましょう。
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2. 中級者:道具を長く使うためのメンテナンス
職人としての経験が増えてくると、道具の大切さがより一層理解できるようになります。購入した道具を長く使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。例えば、刃物の道具は定期的に研ぎ、錆びを防ぐために適切な保管をすることが重要です。また、電動工具も使用後は清掃し、消耗部品の交換を怠らないようにすることで、寿命を延ばすことができます。
道具を大切に使うことは、経済的にも有利です。新品の道具を頻繁に買い替える必要がなくなり、結果的にコストを抑えることができます。また、道具に対する愛着が生まれ、それが仕事に対する誇りにもつながります。メンテナンスを通じて道具の状態を把握し、常に最適な状態で作業に臨むことが、中級者としてのステップアップには欠かせません。
仕事に慣れてくるにつれ、こだわりの工具が欲しくなったりします。
これも、先輩方に、どのメーカーのものがおすすめか、自分にはどんな工具が必要かも、聞いて購入していきます。
最初に中古を購入し、同じものの新品や新型が良ければ、それでも良いでしょう。
そして、購入の方法ですが、ホームセンターやネットでもOKですが、この頃には、売掛の取引が可能な仕入れ元も、作っておくことを意識しましょう。
そして、もしかすると、ネットより少し高いかもしれませんが、その仕入れ元で購入することで、仕入れ元とのお付き合いが強いものとなったり、工具メーカー棟の担当者と仲良くなり、最新の情報等が手に入る可能性もあります。
何よりも安価に買う事が最優先という方には向かないかもしれませんが、金額だけでは割り切れない、付き合いも生まれるという事にチャンスを感じることも、商売には大切なことではないでしょうか。
3. 上級者:作業効率を追求した道具選び
経験を重ね、技術が向上するとともに、職人としての要求も高まっていきます。上級者になると、作業効率を最大限に引き出すために、より専門的で高品質な道具を選ぶようになります。例えば、軽量で持ちやすいハンマーや、バッテリーの持ちが良い電動ドライバーなど、道具の機能や性能が作業効率に直結するため、選び方が重要になります。
また、効率を重視することで、作業時間の短縮や体力の節約につながり、結果として生産性が向上します。さらに、道具に対する投資が長期的には大きなリターンをもたらすことも理解できるようになります。質の高い道具は耐久性があり、長く使い続けることができるため、最終的にはコストパフォーマンスが高くなります。
ここにきて、電動工具メーカーを一新するというのも、かなりハードルが高くなってきますので、バッテリー工具類は、初級・中級の段階から、決めておくことをお勧めいたします。
ただし、社員を増やし、車両を増やしていく方にとっては、さほど気にするほどではないかもしれません。
なぜなら、基本的な電動工具は、各車両に常備することが多いためです。
ケイズエアシステムでは、バッテリー式の電動工具に関しては、
・インパクト
・ドリルドライバー
・ハンマードリル
・クリーナー
・マルチツール
・真空ポンプ
・全ねじカッター
は、各車両の常備品です。
なので、1号車は、マキタ
2号車はパナソニック
でも、さほど問題ありません。
ただ、常備していない、角穴カッターやレシプロソーなどもある為、今では、ほとんどが、パナソニック製で統一しています。
余談ですが、以前、HILTIに憧れて、可能な工具全てを、そろえたこともありましたが、当時は、全ねじカッターや角穴カッター、真空ポンプ(今もないのかな?)は、パナソニック製にせざるを得なかったので、今では、一部の工具(電動銃・ガス銃・レシプロソー・ハンマードリル)以外は、パナソニックです。
ただし、HILTIの良いところは、本体は高額(ハンマードリル36Vはフルセットで、当時25万円ほど)ですが、バッテリーを2年後に保証で無料交換できたので、かなり長期間電圧低下に悩まされずに済むというメリットはかなり大きかったです。
そして、仕入れ元とのお付き合いの中で、セールや展示会等で、普段よりも安く購入出来たり、おまけが付いたりするので、ぜひ、仕入れ元との関係構築にも力を入れることをお勧めいたします。
まとめ
建設現場の職人道具は、単なる道具以上の存在です。初心者はコストを抑えるために中古工具からスタートし、経験を積む中で道具のメンテナンスの重要性を学び、最終的には作業効率を追求した道具選びができるようになります。この道具選びの過程は、職人としての成長を支える重要なステップであり、道具に対する考え方が職人としての成功に直結することを理解することが重要です。

