「FAT FIRE(贅沢リタイア)」と「LEAN FIRE(節約リタイア)」を紹介してきましたが、実は現代の職人みなさんに最も現実的で、一番おすすめできる本命が、今回紹介する「SIDE FIRE(サイド・FIRE)」です!
一言で言うと、「資産運用で生活費の半分を稼ぎ、残りの半分を『好きな仕事』でゆるく稼いで暮らす」というスタイル。
完全リタイアするわけではないので、必要な貯金額がガクッと下がり、なおかつ職人の「腕」を最大限に活かせる、まさに「いいとこ取り」の生き方です。現場のキツい労働からはおさらばしつつ、職人としてのプライドや楽しみも残せる、その魅力に迫ります!
『SIDE FIRE(サイド・FIRE)』とは?
SIDE FIREの「SIDE(サイド)」は、サイドビジネス(副業)やサイドワークの「サイド」です。
完全に仕事を辞めてしまう他のFIREとは違い、「生活のベース(基礎)はお金のなる木(投資)に支えてもらい、足りない分やちょっとした贅沢品は、自分の好きな仕事でサクッと稼ぐ」というハイブリッドな生き方を指します。
3つのFIREを職人目線で比較
| 種類 | 暮らしのイメージ | 必要な資産の目安 | 職人にとってのメリット |
| FAT FIRE | 高級車に乗り、毎日贅沢三昧 | 1億5,000万円〜 | 圧倒的なステータス |
| LEAN FIRE | 田舎でミニマリスト、超節約 | 3,500万円前後 | 最速で仕事を辞められる |
| SIDE FIRE★ | 週2〜3日だけ、好きな現場で働く | 3,000万円前後 | 腕を活かして、一番ラクに自由になれる |
「完全に働かないとボケそう」「でも、今のペースで週6日、朝から晩まで現場にいるのは体力がもたない」という職人の本音に、ピタッとハマるのがこのSIDE FIREです。
職人に「SIDE FIRE」が最強におすすめな理由
なぜ、数あるFIREの中で職人にSIDE FIREが一番向いているのか?それには職人ならではの強力な武器が関係しています。
1. 職人のスキルは「時給単価」がめちゃくちゃ高い
普通のサラリーマンがSIDE FIREをして「週2日だけバイトで稼ごう」とすると、マックやコンビニなどの低時給な労働になりがちです。
しかし、腕のある職人ならどうでしょうか?
「ちょっと応援(手伝い)に来てよ」と言われれば、1日現場に出るだけで1万5,000円〜2万5,000円といった日当が稼げます。 週に2日、あるいは月に6〜7日現場に行くだけで、普通のバイトの1ヶ月分以上の収入(15万円前後)がサクッと手に入ってしまうのです。
2. 準備する貯金額が「半分」で済む
例えば、毎月の生活費が24万円(年間約300万円)の独身職人がいるとします。
完全リタイア(FATやLEAN)を目指すなら、300万円×25=7,500万円の資産が必要です。
しかしSIDE FIREなら、
- 半分の150万円:投資の配当金(元手3,750万円)でまかなう
- 残りの150万円:週2日だけの職人仕事で稼ぐ
となり、用意する貯金は3,750万円で良くなります。ハードルが一気に半分まで下がり、30代や40代での達成現実味が爆発的に上がります。
3. 「現役」であり続けられるから、ボケない・人脈が切れない
職人にとって、ものづくりの現場や、仲間とあーだこーだ言いながら作業する時間は、人生の大きな楽しみでもあります。完全に引退してしまうと、社会との繋がりが切れて寂しくなる人も多いです。
SIDE FIREなら、現場の「おいしいところ」「楽しいところ」だけをつまみ食いしながら、職人仲間との繋がりもキープできます。
職人がSIDE FIREを達成した後のリアルな生活
SIDE FIREに到達した職人は、どんな毎日を送れるようになるのでしょうか?
【SIDE FIREを達成した大工・Aさん(40歳)の例】
- 月〜火曜日: 完全オフ。趣味の釣りやキャンプ、家族との時間を満喫。
- 水〜木曜日: 気の合う元請けや、昔の仲間から頼まれた現場へ「応援」として出動(日当2万円×2日=週4万円の稼ぎ)。
- 金〜日曜日: 完全オフ。気が向いたら、自宅のDIYや道具の手入れをする。
これ、最高だと思いませんか?
元請けから「明日急に現場入って!」と言われても、「あ、すいません、今週はもう予定(休み)入ってるんで」と、笑顔で断れる心の余裕が生まれます。お金のために無理して夜勤や残業をする必要は一切ありません。
SIDE FIREを目指すためのロードマップ
- 「週に何日働き、月にいくら現場で稼ぐか」を決める(例:月10万円は職人仕事で稼ぐ、と決める)
- 残りの生活費を計算し、その25倍をターゲット金額にする(例:生活費25万円のうち、投資で15万円まかなうなら、15万円×12ヶ月×25=4,500万円を貯める)
- 本業が動けるうちにガッツリ稼ぎ、インデックス投資や高配当株に回す
普通のサラリーマンが副業で0からビジネスを立ち上げるのは大変ですが、職人にはすでに「いつでもどこでも稼げる職人技」という最強の副業(サイドワーク)が最初から備わっています。
まとめ:職人にとってSIDE FIREは「最強の現役続行」
汗を流して働く楽しさを知り、高い技術を持っている職人だからこそ、完全に労働をゼロにする必要はありません。
「お金のために義務で働く」のをやめて、「自分のペースで、好きな仲間と、面白い仕事だけをやる」。
これこそが、職人にとっての本当の贅沢であり、SIDE FIREがもたらしてくれる究極の自由です。体力が十分にある今のうちから、少しずつ資産の土台を作っていきませんか?

